国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   科学の進歩、人の進歩。   紫式部

現代は医学が目覚しく発展した結果、患者の意思に関係なく命を延長することが可能になった。心臓が停止したり脳死の場合、それを抑止することができるテクノロジーがすでに開発されている。また、脳の活動が停止していても心臓停止には至っていないこのタイムラグを使って臓器を取り出し、他者の体へと入れ再生させる。提供してもらった方は有り難いかもしれないが、逆から見ると、科学的には生きている体から臓器を取り出すことで死を決定付ける。とも、いえる。まるで臓器がただのモノであるかのよう。人間は科学技術の発達によって、人間のために役立つはずの事をしながら実は人間を「非人間的」にする事をやっているのかもしれない。しかし、此処まで進んでしまった科学技術をとめることは不可能である。止まるどころかさらに躍進するだろう。人間は科学に操作されてはいけない。科学技術に頼らなくてもよい、心や経験、が大事になってくる。そのためには2つのことが大事になってくる。
 まず1つめは他者とのかかわりを持つことだ。人間の特徴でもある「心」を他人とのかかわりから深めていくことが大切だ。私は高校性になったばかりで新しいクラスには友達が全然いない。話しかけるのはあまり得意ではなく、なんとなく壁を作ってしまってから5日目になる。きっかけを待つのではなく自分から行動を起こしてみようと思っている。新たな他人との会話が始まったときの新しい扉がどんどん開いていくような感覚は新鮮であり得るものが大きい。
 つぎに2つめだが、社会の生死についての考え方を改めるということが大事になってくることだ。人の命を軽く考えすぎていると思う。TVでは子供が親を殺したり、自分が上手くいかなかったからといって他人を傷つけたりする事件が目に付く。人間はゲームのように何度も復活できるわけではない。どんな理由があろうと、殺すことで何も生まれるものはない。人の命についてもっと深く考えるべきである。
 確かに科学が進歩するのは良い。しかし、人間は進むことを忘れてはいけない。決して科学の発達と同時に人間が成長が止まることがあってはならないのだ。成長とはどれだけ、目の前にあるものを見えるようになるかということである。今から、科学が進歩していくことによって、もっと倫理的な問題が生まれてくる。それを科学の技術によって片付けてしまうことがないよう。人はも日々成長するべきだ。

   講評   kira

 紫式部さん、こんにちは。科学の進歩が人間の精神的な成長を上回ってしまった弊害が、今の社会の問題になっています。医学のうえでの倫理の問題としてよくとりあげられますが、そこだけにとどまらず、身近なことで言えば、インターネットに依存してよいのかどうかといったことも、科学対人間の力関係の問題なのです。人間尾成長がのぞまれますね。
 他者との関わり、人間らしい感情を出していくことで生きる力を身に付けることは大切ですね。そうすれば、生死の問題を単なるスイッチのような事象ととらえてしまう風潮は改まるでしょう。
 自作名言に挑戦しました。
「成長とはどれだけ、目の前にあるものを見えるようになるかということである」
さらに
「成長とは、他人が見る大きさの変化ではなく、自分が見るものの奥行きの変化である。」(下手ですが・・・)
このかたちを考えてみよう。


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