創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   長所と短所の関係   ちこちこ

 私は中学2年生の13才の女子中学生である。
 私の長所は、自分では全く自覚していないのだが、まわりの人からは、「おおらかな所だ」とよく言われる。あまり細かいことを気にせず、嫌なことはすぐ忘れる。そういったところであるらしい。
 私の短所は、よく物事を忘れてしまうことだ。学校の食堂の食券を買ったが、昼になって食堂へ行くのを忘れていたということも以前あった。まわりからはよく「鈍感」と言われてしまう。
 確かに、長所を伸ばすことは大切だ。後期の中間テスト。結果が返ってきた。
「数学・・・83点」
 私は数学が1番得意な強化だった。この点数を見て、私は正直ショックだった。数学の影響を受けたのか、他の教科も散々な結果だった。
 そして、冬休みに入った。私は必死で勉強した。冬休み明けには、「冬休み確認テスト」があったからだった。学校が始まり、テストも無事終わった。結果は、
「数学100点」
 私は嬉しくて、小さくガッツポーズをした。それに伴い、他の強化も良い成績だった。長所を伸ばすことにより、他のものも伸びたことに、私はとても喜びを感じた。
 しかし、短所を直すことも大切だという考えもある。テレビ番組で、芸能人の短所を直そうということをやっていた、その時出演していたのは、佐々木健介だった。彼は、歌が上手でなく、カラオケの採点機による採点だと、50点くらいという実力だった。佐々木健介はそれを直したいと考え、プロのボイストレーナーと一緒に練習を重ね、いよいよ歌を歌うことになった。曲は、歌が上手い人でもなかなか歌うのは難しい、平井堅の「瞳を閉じて」だった。はたして、どのような結果になったのか。カラオケ採点機の結果は、
「89点」
 かなり上達した。恥ずかしくて、人前で歌えないと言っていたが、この練習によって、短所を克服できたのだ。また、この成果に彼の奥さんはとても感動した。この歌の練習で、短所だけではなく、夫婦愛もよりいっそう深まったのだった。
 長所を伸ばすことも、短所を直すことも大切なことだが、最も大切なことは、長所も短所も自分の一部として受け止め、それを自分の魅力として生かしていくことだ。
「短所のない人はいない。長所の裏返しが短所なのだから、短所がないというのは長所がないことと同じである。」
まさにその通りだと私は思う。

   講評   yasu

 ちこちこさん、佐々木健介さんの短所克服例もよくなったし、総合化の主題も改善しましたね! なかなか説得力のある文章になりました。来月もこの調子でね!
                      

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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