低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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時間と生き方。 ナポレオン
人びとが時間に追われるようになったのは時計が開発されてからといわれる。それより前の人にとって時は自分の上を流れてゆくものであって、時間によって自らの行動を律しようと思わなかったのだろう。時間に追われるもう一つの理由は、テレビ画面の隅に時刻が表示されるようになったことだ。これによって朝のテレビ番組は時計代わりと言われるようになった。このところ、バブルが過ぎて金銭消費から時間消費へと人びとの関心が移ってきた。それによって時間への関心は、能率的、効率的な使い方に向かっている。多くの日本人の課題は、能率的、効率的でない時間の使い方の出来るチャンスをいかにして確保するか、ということだろう。
僕は、時間に縛られる余裕を持って生きたい。
そのための方法としては第一に、物事に熱中することだ。最近は特に、家でのんびりゲームをしていたいと思っている。中三になってから、通学時間は往復一時間かかるし、学校でも受験対策としてワークが配られ宿題が増えた。さらに、塾も、週五、六日とかなり多いし、宿題量がすごい。とてもじゃないけれどまとまってゲームをやる時間が取れない。
だから、ゲームに熱中できるような時間があるという事は、時間に余裕があるということなのだろう。(体験実例)
また、第二の方法としては、忙しい世の中を見直すことだ。僕は、たまにマクドナルドで昼食をとる。確かに、すぐに食べられるし、たくさんのメニューがあり、どれもおいしい。しかし、ファストフードにも、とり方の違いで感じ方は違う。二年ぐらい前、家族四人で昼食をどこで取るか話していたときに、マクドナルドはすぐ却下された。父は、いつも朝や昼にマックを食べて仕事をしているから、休日までも食べたい、というわけではなかったようだった。忙しさは、食事や生活にも出てきてしまう。だから、忙しい世の中を見直すべきだ。
確かに、時間通りに規則正しい生活を送ることも大切だろうし、効率も重視されている。しかし、「自分が考えるとおりに生きなければならない。そうでないと、ついに自分が生きたとおりに考えるようになってしまう。」という名言があるように、時間に縛られず楽しいことに熱中する余裕が出来る生き方をしたい。
講評 onopi
最後はもう少し自分の意見を書けるといいと思いますが、うまくまとめられています。
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