創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
道は近くても、行かなければ到達しない。 京急
生物界の中でヒトという種を特徴づけてみると、優れた学習能力
がほぼ一生にわたって維持される。
例えば、クジラやライオンのような大型哺乳類について言えば、
クジラは水中生活に便利なように体型が変化しており、またライオ
ンやトラは、筋肉が発達し、敏捷で、しかも鋭い牙や爪を備えてい
る。したがって、ある環境条件下では餌を手に入れ、種族を維持し
ていくことが容易である。反面、これらの大型哺乳類は、限られた
環境下においてのみ繁栄しうる。クジラはもはや陸上で生活するこ
とはできないし、ライオンやトラは比較的大きな草食獣が手に入ら
なくなったらおしまいである。
さらにヒトの場合には、それぞれの個体が自らの直接の経験に基
づいて知識を集積するばかりでなく、他の個体の経験を言語などを
媒介とすることによって利用することもできる。こ
うして集積された知識がなければ、ヒトはいかにも無力な動物なの
である。
ヒヒトは、このような情報の体系を持つことによって生きのびてきたのだし、また、現
在の社会でもこうすることによって初めて有能に行動しうるのである。
人間にとって『学習』はとても大事なことだと思う。
意見に対する例その① 人が学習しなければ、世の中がくずレール。その理由はもしも車の免許が無かったら、そこらじゅう事故だらけになってしまう。免許を取るためにはまるで山野ような勉強をしなければならない。無免許運転が事故ったニュースはよく目にするし、免許があるから世の中が丸く収まっているのだと思う。
意見に対する例その② 漫画『頭文字D(イニシャルD)』。これも免許の話。主人公の藤原拓海は、中学一年スプリンタートレノで秋名(あきな)湖近くのレイクサイドホテルに毎朝豆腐を配達している。その配達はかったるいので、早く帰るために秋名山のダウンヒルで時速100㌔を超えるスピードで帰るしかし、それだけ飛ばすと峠のカーブなんか曲がれない。とい薄、勝手にタイヤがすべる。最初は車をぶつけたりしていたが、自らコップのみずをこぼさないように走るようになる。そして高校せいになっても配達は続く。もうコップの水をこぼさずにドリフトが出来るように拓海は『学習』していた。
勉強しないと、車の運転にしても、ドリフトにしてもうまくいかない。名言。道は近くても、行かなければ到達しない。
講評 nane
「意見に対する例その①」と書くと、箇条書きのようだから、ひとまとまりの文章として書いていこう。
第一の理由は、よく書けている。具体例も面白い。
第二の理由は、先に一般化した理由を書き、そのあとに具体例を書こう。
「コップの水をこぼさずにドリフト」とはすごい。まねしないように(笑)。
結びの段落には、反対理解も入れよう。各段落は同じぐらいの字数でバランスよく書こう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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