創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2566 今日1782 合計4348
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   日本にはオノマトペだらけ   スーランスラケイ

 我らの国日本にしかないものや文化は沢山ある。日本の人気度は栄枯盛衰だが、日本の文化の独自さは変わらない。食文化、サービスの仕方、景色や遺産のことではない。確かにすしや刺身、店で水を出す事、富士山の景色や、金閣寺や原爆ドームは日本しか生み出していないことだ。しかしそれだけでは日本の文化全てではない。単刀直入にいうとそれは日本の言語そのものだ。「日本がいかに湿潤な国か」の作者は日本語の特有のこと、擬態語、擬音語のことに目をつけている。作者の体験談から日本のオノマトペが多いとわかった。(要約)擬態語と擬音語。この二つをオノマトペという。日本では、地球に存在している国とオノマトペはかなり違う。もう日常のことになってしまったが、僕たちはオノマトペを多く使う。例えば「ギュッ」や「ヒュー」など僕たちは自分の思っていることを縦横無尽に伝えられる。これは他の国ではあまり見ないことだ。このことを全てひっくりみて表現という。豊かな表現を使うことは重要だ。その豊かな表現を使って生きていくことは理想だ。表現の仕方によって、人の心を左右することが出来る。この表現を豊かにする方法は二つある。それは外から手に入れたものからの表現と自分の中から出た表現である。そのことをもう少し詳しく話したい。
 まず外から手に入れたものを利用した表現だ。これは詩、俳句、本などの外部から得た知識によってできる表現だ。誰でも本などに影響され、自分の話し方や、文の書き方が変わった人もいると思う。豊かな表現を使える人に一歩でも近づくため、良い表現を取り入れたほうが良い。そのためには良い方法がある。それはすばらしい表現する作家、詩人や俳人の作った文を読み、「これはいいな」と思ったところを受け入れることだ。
 例えば皆が良く知っている宮沢賢治を僕が尊敬してる。彼の書いた詩は他の詩と異なるところがある。なぜか彼の使う言葉は意味がわかりづらいが、心に響く。特に僕が一番好きな宮沢賢治作の「雨ニモマケズ」であり、それを読んだのは小学三年生の頃である。それを読んだとき、
「わあーすごい。何かわからないけど、いい詩だな。」と思った。小学六年生の時ようやく「雨ニモマケズ」の内容は理解した。しかし小学三年生の僕にまで伝わった、宮沢賢治の言葉。それには魔法が掛かっていた。その魔法は宮沢賢治の素晴らしい表現力に違いない。僕はこの表現を完全にでは無いが、真似をした。そして他の俳句、本や詩の表現も真似をした。そのため今このような文も書けるようになったのだ。(体験実例)このように豊かな表現を使える方法の一つは、有名な作者、俳人、詩人が書いた本、俳句、詩などの外から手に入れたものを利用することだ。(第一の方法)
 次は自分の中から出た表現についてだ。その豊かな表現はある一つの方法がある。それは花鳥風月の自然の美から受け入れることだ。五感を働かせ、思ったことや感じたことを表す。これが自分の中から出た豊かな表現。周りの風景や、背景を見て、聞いて、嗅いで、触ってみて、気付いたことを、うまく表現する。それこそが豊かな表現に違いない。
「赤い花びらの花が草原に生えていた。」と言うよりも、
「さらさらな真っ赤な花びらの花がゆらゆらと揺れている草原に一万面無く、じゅうたんの様に広がっている。」と言ったほうが聞いている人の頭の中で絵を描けると思う。どれほどオノマトペや副詞を使うかによって、相手の心を動揺すること出来るか出来ないかの差が開く。
 その良い例が僕の従妹だ。従妹はまだ幼いので、単語をあまり知らないのだ。しかしおしゃべりなので、一生懸命に皆に自分の言いたいことを伝えようとしてた。鳥が飛ぶたびに反応。飛行機を見つけるたびに反応。音楽を聴くたびに反応。ビデオやDVDを見るたびに反応。しかしそれらの反応は僕のクラスメートのような反応ではなかった。僕のクラスメートは難しい表現を使った本や詩や俳句を詠んだことがある。僕の従妹は無い。だがなぜか僕の従妹のほうがわかりやすく、心に染みるように伝わるのだ。なぜなら彼女見たものをそのまま皆に伝えているからだ。僕のクラスメートは見たものを意識的に強く理解してもらえるように伝えようとしているので、難しい表現になってしまうのだ。従って僕の従妹は感性が豊かなため、わかりやすく、豊かな表現として受け入れられるのだ。(体験実例)このように感性が豊かのほうが、心に染み、もっと伝わりやすいと思う。感性を豊かにすることこそが、豊かな表現になる方法の一つだと思う。自分の中から出た表現についてはこの通りだ。(第二の方法)
 このように自らの表現を豊かにする方法はふたつある。この二つの方法を極めれば鬼に金棒だと思う。
 「発表者は文の内容よりも、自己アピールに専念するべきだ。」(名言) 
 いくら知識を持ってても、それを伝える能力が無ければ意味無い。従って、僕は二つの表現方法の道を究め、いつか究極の表現技法を見つけたい。そして老若男女問わず全ての人の心を動揺させることが出来る人になりたい。(生き方の主題)

   講評   isimi

 題名の通り、日本には擬声語や擬態語があふれています。そのものの様子をわかりやすく表現しようとするときに、オノマトペを新しく作ったりすることもあるでしょう。おそらく、日本語というものはオノマトペに限らず、一つの事柄を表現する言葉をたくさん持っているのかもしれません。
 項目も内容もよく書けています。たまに「てにおは」がおかしかったりするので、読み直しを0丁寧にしていきましょう。



毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)