創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   表現の難しさ   本因坊

 桜の花が散る様子は、なかなか言葉には言い表わせない。散る・落ちる・流れる・こぼれるなどの言葉は使えそうでしっくり来ない。つまり、この壮大な自然の中には、言葉には出来ないようなものもあるのである。しかし、言葉は奥が深いので、もしかしたら私達の知らない言葉で言い表わせるかもしれない。なぜなら、日本語は細かいニュアンスの違いがあるから。(要約)
 それにしても、言葉では言い表わせないことがこの世の中には多い。悔しいとき、悔しいだけではなく、いろいろな感情が生まれる。その中には、全く言葉には言い表わせないものも必ず含まれてくる。そのような物にぶつかったときも、私達は、出来るだけそれに近い言葉を見つけ出し、その言葉をもっと詳しく修飾し、言い表している。僕もこんなことがよくある。食べ物が美味しい時も、単に美味しいだけではなく、どのように美味しいのか、ほぼ正確に表現している。しかし、時々探しても探しても見つからない時がある。僕は、そんな時は、探すのを辞めてしまう。こんなことを探していたら、皆に置いていかれそうな気持ちになるのだ。だから、考えるのを辞めてしまう。考えていたら、皆にKYと呼ばれるに違いない。
 まだまだ言葉に言い表わせないことは数多くあるが、昔と比べると、随分語彙が増えたと思う。まだ僕が一年生だった頃ー。後ろめたいなんていう気持ち言葉は知らなかった。後ろめたいことは多々あったと思うが、その時も後ろめたいとは思わなかった。しかし、五年も時が経った今、新たな言葉をどんどん発見し、その度に感心し、そして同時に語彙が増えていく。正に一石二鳥である。感動しながら語彙が増えていく。こんなにいいことはない。今はまだまだ大人には劣るが、将来は語彙を増やし、今以上に上手く表現出来るようになりたいと思う。(体験よう)
 言葉で言い表わせることは、この大きな世界に比べればほんの少しである。その中で僕が使える表現もほんの少しである。つまり、この世界で僕が知る言葉はほんのほんのほんの少しなのである。この言葉をどのように上手く使い、表現出来るかも重要なこととなっている。だから、これからも語彙をどんどん増やしつづけていきたいと思う。(人間)

   講評   nane

 似た例を、もう少し具体的に書こう。確かに、どういう言い回しがいいかなどといつまでも考えていたら、世の中の流れについていけなくなる。しかし、実は、そういうところにこだわる人が、文化や歴史を発展させてきた。自分独自のこだわりは、どこかにあってもいいかもしれないね。
 「後ろめたい」はいい例。こういう言葉は、小学校低学年では使わない。使わないから、そういう感情もわきにくい。いろいろな言葉を知っていると、その分感じ方も豊かになる。
 第四段落も、こういう書き方でいい。ここを長くしたいなら、感想のあとにもうひとこと「例えば」と入れていこう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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