国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   「こればかりは自分で」   コムギコ

地球上にはまだ浪費文明に侵されず昔ながらの素朴な生活を営んでいるところがいくつもある。わたしはそういう土地に行き、その生き方になじむことで、自分の生きている日本の大都会の生がいかに反自然な人工的なものかを知った。と同時に彼らのその生のほうがいかに人間らしく、自然と調和しているかを味わった。そこで何より思い知らされたのは、人間は生きていく上でなんとわずかの物で足りるかということだった。——人は生きるためにいったい何を必要とし、何を必要としないか。その結果わたしはクルマの所有と維持を止め、テレビを見ず、クーラーのない、むろん携帯電話だのワープロだのと無縁な、物質文明社会の中であたうかぎりその恩恵を拒否するひねくれ者の暮らしを営むに至ったが、それで満足しているのである。
 今の僕たちの生活はとても快適で便利でよい。いつも暗くなればでんきが付いて、暑ければスイッチ一つで涼しくなる。そんな便利な生活の中で、僕はもったいない、おおきな無駄をしてしまったことがある」。家に誰にもいなくて、友達の家に遊びに言ったときちょうど夕方だったので、(とはいってもまだ明るかったが)玄関のでんきをつけていった。だが帰ってきたときも明るかった。そのとき思った。一、二時間も無駄につけてたんだなと。そのときから学習した。まだ明るいうちにはでんきをつけておく必要がない。そしてもったいなさを感じた。でんきを使わなくても出来ることをでんきを使う。無駄。
 しかし電気を使わないものも良いエコである。車を使わずに自転車、などいろいろある。生活に最低限必要なものをおいて、省エネに勤めるのもいいと思う。便利、不便利は別として、今までの無駄に気付くと思う。
 確かに機械化され電気を消費するものも、しないものもどちらも尊重する事が大切だ。だが一番大切なことはそのどちらをもまんべんなく使い分け人生の生き方につなげていくのである。

   講評   muri

 モノを持てば持つほど、便利で快適な生活が手に入るような気がしますね。大型テレビ、最新携帯電話、高級車、ブランドバッグ… どれも欲しいものばかりです。でも、そういうものがある生活は本当に便利で快適なのか、ぜひじっくり考えてみてほしいと思います。

●複数の意見:1つ目の意見と2つ目の意見の対比が少し弱い感じがしますね。「今の僕たちの生活はとても快適で便利でよい」という意見と対応させるなら、この文のキーワード「快適便利」を生かして、「快適で便利すぎる生活はよくない」という意見がぴったりきます。快適で便利すぎる生活がよくない理由として、「エコ」の問題をとりあげると、とてもすっきりするでしょう?
2つの意見を書くときは2つのバランスをぜひ意識してみてください。
●体験実例:電気つけっぱなしの話は、誰にでも身に覚えがある事例ですね。多くの人がとても共感を覚える内容だと思います。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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