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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   楽しい読書の時間   キューピー

本というのは身の回りでは当たり前の存在で普段あまり意識をしないが、たった本一冊で、価値観が変わったり、貴重な情報を得ることができる、偉大なものなのだ。本に夢中になると、その圧倒的な世界に引き込まれ、読み終わる頃には、本の素晴らしさに気付かされる。自分の好きなものや、興味のあるものを読むことによってより本への親しみを深めることができる。私は読書の大切さを忘れないように生きていきたい。

第一の方法は自分の興味のあるものを見つけることだ。本が嫌いでも、自分の好きなことについてならば、もっと身近に感じることができる。私はどちらかと言うと読書よりスポーツに魅力を感じていて、特にソフトボールと野球が好きだ。今は町のコミュニティーのソフトボールチームに入って試合をしたりして楽しんでいる。読書とはあまり親しみがなかったときに、バッテリーという本を読んだ。それは中学校野球の話で主人公が天才ピッチャーという設定のストーリーだった。読み終わったあと私は自分でも驚くくらい変わった。本を読む前まではコンピューターでドラマを見たりするのが毎日の楽しみだったが、その本を読みはじめてから、ドラマ鑑賞の時間はもちろん、宿題をする時間までを削って読んだほどだった。読み終わったあとも、読む前の自分より本への距離が縮まり、次々と自然に本を手に取ることができた。(体験実例)

第二の方法は学校や施設などで、もっと本と触れ合う時間を作ることだ。本と関わる時間が多いほど、親しみやすいからだ。特に現代はすべてが機械化され、新聞や本などといった、昔の重要な情報網とかけ離れつつある。機械化されるものはすべて便利になるものだ。コンピューターなどの情報は本の情報と比べると、簡単そして最小限の情報だ。そしてすべてが機械的になると、コンピューターのように考えなくてもよくなってしまい、思考力が衰えてしまう。よく学校などで見かける、二宮金次郎の銅像は本を読んでいる。彼は毎日手放さず持ち歩いていたという話があるが、彼は本が大切だということに気付いていたのかもしれない。

確かに、本がなくても普通に生きることが出来るかもしれない。しかし、本はインターネットやドラマが教えてくれないような情報をたくさん秘めている。そして本は毎回読むたびに別人になり、違う情報を得ることができる。「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ」という名言があるように、本を読みたいという意志が本の素晴らしさを実感するために必要なのだ。私は本のありがたさ、重要さを忘れないで生きていきたい。

   講評   ogi


 キューピーちゃん、こんにちは。本を読むことによって世界が開けることは、素晴らしいことですね。

<構成> 本に夢中になるためには、まず本を好きにならなくてはいけません。そのためにどのような環境を作るか、どうやって興味を持てるようにするかの方法が、とてもわかりやすく提示されています。
<題材> あまり読書が好きではなかったキューピーちゃんが、素晴らしい本と出会うことによって、本に親しみを感じたという、とても良い実例が挙げられていますね。方法二は、「学校や施設など」をどのように利用して「本と触れ合う時間をつくる」のかをもう少し具体的に書いてもいいですね。最近の図書館事情なども調べてみるとおもしろいですよ。
<表現> 毎回きちんと伝記実例を入れてあるのには感心します。世界の偉人たちの中でも、勉強や遊びよりも本が好きだったという人物は多いですね。
<主題> 読書の大切さを「生き方」と自然に結びつけることができましたね。

  

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