創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
学習しよう さえピ
サルの仲間では経験に基づいて外界についての知識を身に付けることが、個体の生存にとって、種の維持にとってもそれだけ重要だ。つまり、学習が社会的な性格を持つに至っている。ヒトの個体の生存や種族維持はそれぞれの個体ごとの経験に基づく知識にばかりでなく文化という形において集積された個体の経験を摂取しうることにも依存する。ヒトは、このような情報の体系をもつことによって生き現在の社会でもこうして初めて有能に行動する。人間にとって学習は大切なことである。
なぜなら、第一の理由は学習をしないと成長しないからである。私はつい最近まで自転車に乗ることがあまりできなかった。なぜなら、小さいころから自転車のハンドルが「ガタガタ」とするのがこわくてあまり練習しなっかた。ただの平面の道で、まっすぐ行くだけなら乗れたが、カーブがあったり、ガタガタしたりすると乗れなくなる。だから駐車場なら乗れるが、道路では乗れなくなる。さらに、道路には人や車がたくさん通るためそれが私の障害となった。しかし、ある日祖父の家で練習してみた。すると、人通りが少ないせいか、最初はうまくいかなかったが乗れたのである。遠くまで行く練習もできた。そのおかげで自信がついて家の周りも乗ることができてしまった。
第二の理由は学習すると生活する上で行えることが増えるからである。話せても、読み書きができないと困ることになる。
授業の時に重要なところを習っても書くことができないので頭で覚えるしかないからである。頭で覚えるのではいつかぬけてしまうので不都合である。さらに遠くに住む友達に写真を送るときに書くことができなっかたら、ただふうとうに写真を入れただけで住所を書かなければ送れない。送られた側も読むことができなっかたら誰から来たのかもわからない。なので読み書きを覚えるための学習が必要となる。
確かに遊ぶことも重要である。しかし「辞書のような人間に
なることではなく辞書をうまくつかえるような人間になることが勉強の目的である。」というように全部を知っているのではなく学習をしていくことで知識を知っていくほうがいいのだ。人間にとって学習は大切なことである。
講評 itoyu
添削:○6行目「なぜなら」7行目「なぜなら」と重複しているので、6行目の分をなくしましょう。○8行目「しなっかた」→「しなかった」○18行目「できなっかたら」→「できなかったら」○19行目、名言の途中で改行をしないように。
講評:「学習は大切である」という是非の主題に対する2つの理由と実例を挙げられました。
《2段落目》
「学習しないと成長しないから」という第1の理由とその実例。おじいちゃんの家で練習したおかげで、今まで乗れなかった自転車に乗れるようになったのですね。誰でも自転車を最初からうまく乗りこなせる人はいません。何度も練習を積み重ねることによって、上手な乗り方を学習していくのですね。
《3段落目》
「学習すると生活する上で行えることが増えるから」という第2の理由とその実例。読み書きができないと不便なことがたくさんありますね。具体的な例をあげたところがわかりやすかったです。
《4段落目》
反対意見の理解と名言の引用ができました。名言から自分の意見へのつなぎも上手にできました。「〜という名言もあるように」など「名言」というキーワードを使うことでコンピューターに「項目あり」と認識されるようになります。
☆パソコン入力、おつかれさま。びっくりしました!
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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