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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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      京急

話上手の人がいます。しかし、その人をおしゃべりとは呼ばないでしょう。そのことを私なりに考えてみますと、饒舌の人は、とかく「間(ま)」をとることに気が回らなかったり、「間」の必要を感じていない場合が多いのに対して、話し上手とよばれる人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」をとり入れている違いがあるように思います。
 いかなる名言、名文句も、同類のものがただすきまもなく積み重ねられるだけでは効果乏しく、文章の力みも、ただそればかりでは弱みに転じてしまうのは苦い教えです。
 適宜、風を吹かせながらの饒舌であれば、聞き逃されることも少なく、風のあいだに相手が連想し想像し思考する余裕を与えておいて、更にたたみかけるのもいいでしょう。風も通さない饒舌は、聞いているほうも苦しくなり、終わった時には、さて、何を聞いたのかということにもなりかねません。
 余韻とか余情、ふくみ、それらはすべて、「間」のいかし方にかかわっているように思われます。思わせぶりな「間」は、いい余韻にも余情にもならないでしょう。とすると、自然に「間」を必要とするのは、必要とするだけの実質をそなえているもの、ということになるのでしょうか。
 荻須高徳(たかのり)のパリの風景画で、忘れられない油彩があります。号数を正確には言えません。畳三分の一帖くらいと思ってください。空も建物も道もうす暗いパリの町角。ただ一点、遠景の塔らしきものに朱が入っていて、そこに向かって画面が収斂されていくのです。  ボソッと何か面白いことを言う方がいいと思う。
 理由 バスガイド ずっと真剣だと飽きる
 千葉にバス旅行に行ったときのバスガイドが、真剣に海はたるがどーたらこーたらとまるでオタクのように語る。その話をづっと聞いているこっちのことも考えてはほしい。
 反面、飛騨高山にバス旅行に行ったときのバスガイドは、観光のことにはあまり触れずに「現地で冷凍しなければいけないものや、ジュースを買ったら、こちらでマッキーペンを貸し出しますので、名前を書くようにお願いします。しかしですね、俺のやつとか書かれても誰の物か分かりませんので、フルネームで書いてくださいねー」ボソッと面白いことを言う。
 、話ばかりだとつまらない。少しは『間』をおくことが大切だ。先生はは、一人の子供を倒すためにも、全力を尽くす(柏原 左京)名言

   講評   nane

 全体のバランスを考えて書こう。
 全体が600字としたら、一段落は150字ぐらいが目安。
 意見は、「ボソッと……」と書くよりも、もっと一般的に、かつこの長文のキーワードを使って、「余白を生かそう」のように書いていこう。
 理由も、できるだけ大きく書いて、そのあとに具体的な例を書くようにしよう。
 今回は、複数の理由だから、いつも二種類の理由を入れていくように書こう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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