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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   何に対しても「間」を。   うさちゃん

 饒舌の人は、とかくま「間」を取ることに気が回らなかったり、「間」をとることに気が回らなかったり、「間」の必要を感じていない場合が多いのに対して、話し上手とよばれる人は、意識して、あるいは無意識のうちに、うまく「間」をとりいれている違いがあるように思う。荻須高徳のパリの風景画で、忘れられない油彩があります。空も建物も道も薄暗いパリの街角。ただ一点、遠景の塔らしきものに朱が入っていて、そこに向かって画面が収斂されていくのだ。「間」のことを思う時に、私は、よくこの朱色を見ている。
 私は、会話の途中などに間を入れることは大切だと思う。<<主題<<
 その理由は第一に間を入れることによって、相手とのコミュニケーションがスムーズになり、会話も弾むからだ。私の学校には、一方的にぺらぺらとしゃべってしまう人がいる。
そうすると、突っ込みを入れるひまもなく、ニコニコしているしかやることがなくなり、眠くなってしまう。そうならないためには、「〜なんだ。どう思う?」とか、相手に会話の途中で質問してみたり、相手の顔をみて、何か話したそうにしていたら、少し黙ってみるとか、相手にチャンスを作ることが大切だ。
 第二の理由としては、間を取らないと疲れてしまうからだ。勉強などでも、最初から最後まで休みなしにやっていたら、集中ができなくなり、疲れてしまう。特に私は、一時間程度しか集中する時間がもたないため、一時間ごとくらいに、十分休みを入れるようにしている。そうするとリズムがとれて、やることが早く済む。
 確かに、言いたいことをもれなく伝えるのは、正確な、情報伝達として必要だ。しかし、話の中で間をとらなければ、その正確な情報も伝わらないと思う。『ライオンは、一匹のウサギを倒すためにも、全力を尽くす』という名言があるが、年中全力を尽くしていたら、疲れてしまう。
だから私は、何に対しても「間」をいれることは大切だと思う。

   講評   tama

 今回も構成をよく考えた、よい意見文に仕上がっています。長文の内容を理解し、しっかりと考えて書けていると思います。
会話だけでなく、勉強に関しても「間」を入れることの大切さを、実感を込めて述べることができました。会話の中に入れる「間」は、コミュニケーションの手段の一つとなり得ることに、よく気がつきましたね。私の周りにも、相槌を打つ機会をも与えない「マシンガントーク」をする人がいますが、聞いたことは、いつもほとんど頭に残っていません(笑)。
また、勉強時間の休憩(間)が、かえって集中力を高めるという、よい実例を挙げられました。休憩時間によって、脳を休めたり、目の疲れをとるだけで、ずいぶんリフレッシュできると思います。いつもやっていることは正しいことですから、安心して続けてくださいね。(しかしながら、1時間も勉強に集中できるとは、立派なものだと感心しました。)

※ 要約の一部が敬体になっているので、注意しましょう。


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