国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   日本語の深さ   ピプリー

 日本語は、いままで日本民族によってしかつかわれたことのない内輪の言語、つまり部族言語だ。言語も外国に広まりだすと、外の視点が入ってきて言語の刈りこみが行われてくる。私たちの母語である日本語は、英語やフランス語のようにいま徐々に外の視点を加味して整理される芽生えが出てきている。日本は、これからどうやって日本語を刈りこんでいったら、国際普及の日本語になるかということを考えなければならない。
「私は、ここ行った事あるよ!」
私は、今病院にいる。
「ここに行った事ある・・・じゃ、なくてここ来た事ある!ていうの」
母に日本語について説明を受けた。私の言い方は、英語の言い方であると、母が説明してくれた。私は、いつも日本語の言い方が非常に難しいと思う。しかも、父が大阪出身なので私はちょっと大阪を喋ってしまう。それで、近所や学校では友達に意味が通じないこともある。いろんなときに日本語を説明してくれる母は、まるで私専用まるで私専用の日本語辞書のようだ。私は、日本語は難しい仕組みであることを思い知らされた。
「えぇ?何ゆうてんの?」
ちょっと大阪弁らしく祖母に聞いた。祖母は、大阪弁で話してくるので、たまたま意味不明のときもある。
「えぇ、とな、これはこういう意味で・・・」
祖母は優しく説明してくれる。やっぱり、住む場所が違うと、方言も違うから難しい。日本語は何種類もの言い方があってややこしい。あと、もう一人の祖母も昔の言葉を使っていて、よく意味が分からない。私は、常識の言葉は喋れる。でも、もっともっと広い日本語を調査して日本語ともっと関わりを持ちたい。
 日本人にとって日本語は、身近にあるけれど身近にあるから分からないこともある、と分かった。世界中のどの言葉もとても深いものだと分かった。


   講評   yuta

◆要約は、上手くまとめられています。
◆「ここ行ったことがあるよ」というのは写真などを見ながら言うことがありますね。言葉ってややこしい。 大阪弁と関東の言葉では、イントネーションが逆だったりして、誤解が生じる場合があります。先生の両親も滋賀県出身なので、独特の方言が友だちに通じないことがよくありました。 お母さんを『まるで私専用の日本語辞書のよう』とは、ぴったりで面白いたとえですね。
◆「えぇ、とな、これはこういう意味で・・・」と優しく説明してくれるおばあちゃん。先生も祖母にいろいろ教わりました。関西でも大阪と滋賀ではまた違うんですよね。 昔の言葉というのもありますね。若い人達は、テレビが普及しているためか、どの地方の人でも標準語になれているように思います。方言は日本語のややこしさでもありますが、味わい深い良いものですね。
◆『日本人にとって日本語は、身近にあるけれど身近にあるから分からないこともある』。その通りですね。客観的に見ることが必要かもしれません。
       

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