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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   心の底から思うもの   キューピー

私達はなにが元でなにかをしたい、と思ったり欲しいと思ったりするのだろう。それはなにかを必要とする気持ちだ。しかしその必要とする事には2つの種類がある。なにかを欲しいという思いと、必要だから欲しいという気持ちだ。一つ目の必要は、自分が必要だと願っているものだったり、自分が欲しいものなどの必要性を言う。二つ目の必要は、自分の必要としているものを、その時の状況にあわせることだ。大学で、本当はAのほうに行きたいが、成績で比べるとBの方が適切だからBに行く。このように本当に通いたいほうではなく、その状況にあったほうを選んでしまうこともある。しかし私は必要だから、という理由ではなく、自分がしたいからという考えを大事にしながら生きていきたい。

第一の方法は自分がなにをしたいのか、ということを定めることだ。自分の考えを定かにするには、目標や目的が必要なのだ。勉強でもスポーツでも、目指すものを見つけることが第一歩だ。私ははっきり言って勉強熱心ではない。つい最近までは、勉強の根拠が理解できなかった。なんで漢文や古文など、将来にまったく役に立ちそうにないものを覚えないといけないのだろう。エンジニア系の仕事に興味がないのに、なぜ二次関数やSIN、COS、TANを習わなければいけないのだろう、と私は不満を抱いていた。しかし中学3年の時、海外に残ることになった私のまわりの友達は次々と日本の有名高校に受かり、私からどんどん離れていっている気配を感じた。そこで私は、私も追いつかなきゃ、という思いが心のそこからわきあがってきたように、だんだんと勉強に対しての姿勢が変わっていった。(体験実例)

第二の方法は勉強個人だけではなく、社会にも目を向けることだ。現在日本は学歴社会と言われている。いい大学を出ていれば、いい仕事に就ける。これは人々の頭にインプットされていることで、学生達はいい大学を受けようとする。その理由はだいたい、いい仕事につきたいからということが根拠だ。そして逆に、なにかをしたいから、という理由で勉強するという人は少なくなっている。現在のアメリカ大統領候補のバラック・オバマは、法律を学びたいという思いから、有名大学に行き、勉強しそして今ではアメリカのトップを競っている。(伝記実例)自分のなにかをしたいという欲望が成功する幅を大きくしてくれる。

確かに、時と場合によって必要なものを合わせることは大事なのかもしれない。しかし、より強く自分のなにをしたいかという必要性を感じることで成功する確率は高くなる。「知識がはしごを作ったのではなく、二階にあがりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」という名言があるが、その自分がなにかをしたいという思いがなければ、はしごというものは生まれていなかっただろう。私は周りから言われて必要だと思うことを実行するのではなく、自分が欲しい、必要だと感じることを優先するように生きて

   講評   ogi


 キューピーちゃん、こんにちは。何かをしたいと心から思うのなら、それをする必要性もかんじなければなりませんね。

<構成> 自分の内面(方法1)だけでなく、社会(方法2)に目を向ける方法を提示したのがとても良いですね。自分を中心にばかりやりたいことを考えていると、自己満足で終わってしまいますね。
<題材> 日本にいる友達が、自分よりも先に行ってしまったように感じたことで、勉強にたいする必要性と熱意が芽生えた、という良い体験実例が書かれています。どのように「姿勢が変わった」のかを具体的に書けるともっといいですね。
<表現> 名言、伝記実例とも、よく合うものが見つけられました。
<主題> 自分がやりたいこと、必要だと思うことへの熱意が感じられる、しっかりとした主題です。4段落目のまとめ方は、いつもとても上手です。



<表記>
★ そこで私は、私も追いつかなきゃ、という思いが心のそこからわきあがってきたように、→そこで私の中にも、追いつかなければいけないという思いがわきあがってきて、
★ いい大学を出ていれば、いい仕事に就ける。これは人々の頭にインプットされていることで、→いい大学を出ていればいい仕事に就ける、という考えが人々の頭にインプットされているため、


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