国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   wantのこころ   コムリンⅡ

 英語にはニーズとウォントという単語が存在する。どちらも「必要」という意味だが、実際の意味はかなり違う。ニーズは人間の理性の判断から生まれた「必要」、ウォントは現在の自分の中にある何かとてもいたたまれないような情念から生まれた「必要」という意味だ。創造活動には「こんなものが創れたらいいな」という欲望の念や、欠乏しているものを求める渇望の念がなければダメだ。自分の将来を考えるときもウォントをもった意志力がないと途中で挫折してしまう。ものを創る過程では、飛躍というものが必要である。そして、飛躍するには、内なる欲望の力を借りなければならない。飛躍の原動力はニーズではなく、ウォントであるのだ。だから、創造には、情念の力がいるのだ。僕は、ニーズよりもウォントを大切にしたい。そのために二つの方法が考えられる。(生き方の主題)
 第一の方法は、自分自身が何かをやりたいという明確な意思を持つことだ。そうすることで自分をウォントが動かしてくれるに違いない。僕もこんな体験がある。テストで8割以上の点数を取ろうと目標を立てておいたら、本当に8割以上とってしまった。(複数の意見1、体験実例)
 第二の方法として、学校で自分たちが主体性を持つような、課題を出すことだ。そうすることで、僕たちが自由に考えることができ、自分の意思がウォントと同じになる。例えば、宿題。普段のような、「○○をやりなさい」という宿題では、自分がニーズの意思になってしまって、やる気がでない。しかし、夏休みの自由研究はテーマが決められていないため、ウォントの意思になり、やる気が出るのだ。(複数の意見2)
 確かに、物事の状況を判断してニーズを見極めるのも大切だ。しかし、「知識がはしごを作ったのではなく、二階へ上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ」という名言もあるように、ウォントの意思を持つことが大切だ。僕もそのような「何かを創りたい!」という意思を何事にも持てるような人間になりたい。(反対意見への理解、名言の引用)

   講評   mae

 「必要だからやる」というのはなんだか消極的な響き。やはり何かをやる時には、「やりたい!」という熱い気持ちが必要だと思います。いやいややっている(やらされている)勉強と、自分が興味を持ってやりたいと思う趣味では、やはり取り組み方が全く違いますよね。「やりたい」という気持ち(つまりウォント)を大切にしていきたいですね。
■構成(複数の方法一、二) 「自分自身が何かをやりたいという明確な意思を持つことだ」。意思(考え、思い)、意志(成し遂げようとする心)。この場合はどちらが適切かな? 「学校で自分たちが主体性を持つような、課題を出すことだ」。夏休みの自由研究は確かに面倒でしたが、自分でテーマを見つけ、調べてまとめるという作業は、自分たちの力になるいい経験になりますよね。 アメリカの学校ではレポート形式の課題が数多くあるようです。考える力、生きる力は、「ウォント」から生まれるのかもしれませんね。
☆実際に取り組んだことのある自由研究の話を取り入れてみてもおもしろいと思うよ。


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