国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   固定概念(清書)   くろーばー

 創造には、情念の力がいる。芸術においても、あらゆる学問においても、日常生活でもそれは言えることだ。『必要』は英語で二通りの訳し方があり、それはニーズとウォントである。『ニーズ』は理性による判断から生まれた必要、『ウォント』は現在の自分の中にある情念から生まれた必要なのである。物を作る過程には、総じて飛躍というものが必要であるが、飛躍の原動力はニーズではなくウォントであると私は考えるのだ。私は、、胸の内側から湧き出てくる原動力を大切に生きていきたいと思う。
 そのための方法として第一に、自分なりの目標を定め、それに焦点を当てて努力することだ。例えば、宇宙に行きたいという強い意志があったからこそ今宇宙で活躍している人たちが存在しているのではないか。なんとなく良い成績をとりたいから勉強しようと思ってみたところで俄然やる気が出てくる人は滅多にいないと思う。むしろ『将来こんな仕事に就きたいからあの資格をとろう!』という動機があって必死に勉強したほうがやる気も出てくるはずだ。私も以前テストで『○点以上とる』というハードルを掲げたおかげで若干努力し始め、結果は案外良かった、という経験がある。このように、具体的な目標を決めて取り組めば自然と熱意も沸いてくると思うのだ。
 第二の方法としては、現代社会の固定概念を鵜呑みにしないことだ。少し前の時代まで、良い学校を卒業し一流企業に入社することが『勝ち組』と思われていた。今こそ様々な生き方や職業が認められつつあるが、そのような考え方に縛られていると結果的に『必要』に迫られて嫌々やる羽目になるのだ。例えて言うなら今、中卒で就職しようと考えている人は本当にわずかだ。私の学年でもいるのかいないのか・・・といった程度で、ほとんどの人が進学を希望している。しかし、世の中には中卒でミュージシャンになり現在売れている芸能人だっている。それは、頭の固い大人から見れば『信じられない』『ふざけている』ようにしか映らないのかもしれない。だが、そういった固定概念を打ち破って夢を叶えることも大切なのだ。諦めたくたくないと思ってきた夢や目標が社会的概念によって押し潰される事ほど内なる情熱を消し去ることに他ならないのだ。
 確かに、今の自分がどうしても通らなくてはならない道もある。やらなくてはいけないことは山ほどあるかもしれない、だがしかし、『人生に意味は無い。あるのは欲望だ。欲望があるからバラはバラらしく花を咲かせている。』という名言があるように、自分の奥底から湧き出す熱意を大事にしつつ私らしい人生を生きていきたいと思う。

   講評   kira

 くろーばーさん、こんにちは。次回6月7日は進級テストです。がんばろうね。

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 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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