創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日3330 今日213 合計6109
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   読書の大切さ   まーたん

 読書についてはまず、夢中で読むという体験をする事が必要である。「今はテレビや映画や劇画によって読書以上の楽しみを味わえる時代なのに、なぜ古臭い読書に執着するのか」と疑問に思うかもしれない。しかしテレビを見るのと本を読むのとは別々の事だ。テレビは私達を自分の外へ引き出すが、読書は自分の中へ引き戻される。読書はいつどこでもでき自由に別世界に入ることができる。また自由自在に豊かに想像力の翼に乗って羽ばたく事ができるのだ。そして自由感をもたらす。読書の楽しみを知ることによって、日常の色々な楽しみ、スポール、映画、音楽なども一段と豊かに深く楽しめるようになる。私は何かに夢中になれる人になりたい。(生き方の主題)
 そのための方法としては第一に、途中で諦めずに最後までやり遂げようとする強い意思を持つことだ。最近になって私は受験生という事もあり、娯楽小説ばかりではなく知的好奇心を満たすような文学的小説を読む事を心がけている。今読んでいる本は「科学と科学者のはなし」という本で本を開くと明らかに平仮名よりも漢字が多いという、スラスラと速読するのは容易ではない本だ。正直、飽きてしまう。夢中になって読むことはなかなかできない。しかしことような難しい本を読破した結果、自分の中の知識が広がると思う。今はまだ読み始めたばかりなのでこの本の魅力がわからない。しかし読んでいくうちにおもしろさがわかってくるはずだ。そう信じて最後まで諦めずに読もうと思う。(複数の方法一)(体験実例)
 また、第二の方法としては、隙間の時間を上手く利用し、読書に没頭できる環境を増やす事だ。私の学校では毎朝十五分間の朝読書の時間がある。その十五分間は短いようで実はすごく貴重な時間なのだ。例えば、四日間、十五分ずつ読書をしたとすると計一時間読書をしたということになる。それが一ヶ月、二ヶ月と積み重なっていくと「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように、莫大な大きさの時間となるのだ。私はこのように良い環境に恵まれていると思う。しかし環境に恵まれていてもそれを自分の物にしなければ意味がない。『朝読書』という時間があってもその時間を『睡眠時間』としている人がいる。皆が熱中して読書をしているのにその中で数名スヤスヤ寝ている人がいる(笑い)疲労がたまり、睡眠をとりたいというのもわからなくはないが…しかしそれは全く自分のためにはなっていない。(複数の方法二)(ユーモア表現)
 確かに、夢中になれることだけをやっていれば良いというわけではない。時間には限りがあるためそんな事をしていたら時間が不足してしまう。また、読書ばかりをして、実際に行動はしないということはあまり良いことではない。しかし『自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。』という名言があるように、私は自分の夢中になれるものを大切にして生きていきたい。(反対意見への理解)(名言の引用)(生き方の主題)

   講評   kira

 まーたん、こんにちは。何かに夢中になることで自由感を得るような体験を積み重ねていくことが大事なようです。何かに没頭しているような生き方がしたいですね。
 そこでまず諦めずにやりとげる意思をもつことの大切さを考えました。長文が読書の話だったので、例も読書で考えたのですね。生き方の主題に話題をひろげているから、ここは勉強一般でも、運動でも、お稽古でもいいのですよ。
 受験生の読書と考えて、知的好奇心を刺激してくれるものを選んでいるのですね。いい本を読んでいますね。読み込んである一線をこえると、必ず面白さを発見できます。
 環境面の整備の方法も、読書から離れると書きやすかったかもしれません。隙間時間でも、夢中になることで充実できるのですね。また、あまりに小刻みに生活時間を組み立てる考え方も改める必要があるのかもしれません。
 効率のいい社会にするために、なるだけ短時間で作業をこなすような生き方になっていますが、やはりじっくり時間をかけるのに足るものを持つ生き方をしたいですね。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)