国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言葉のイメージ   ハオハオ

 桜前線という言葉は、いただきかねる。季節感はやはり微小感覚のものであり、全体を見下ろすスケールは花見のさまではないと思う。花便りの言葉も微小感覚を表し分けて、まことに風情に富んでいる。ところが、枝を離れた花びらが地面に達する状態を表す言葉がないのに気付いた。花便りの言葉を作り出し、育ててきた日本語だから、あの美しさを表す言葉があるかもしれない。日本語になければそれは語彙の貧弱を意味すると、考えさせられた。
 私は昔、表現をしたくて、でもその表現に合う言葉が見つからず、歯がゆい思いをしたことがある。文章なら消しゴムで消して無かったことにしたり、思わせぶりな言葉に置き換えたり、読者に考えさせたり、いろいろ方法があるが、言ってしまったことばは「前言撤回!」などとは簡単にはできないのである。まして、微妙なところで切ったときの変なムードは消せないのである。
「やっぱりなんでもない」
と言うこともできるが、かっこ悪い。脳みそをフル回転させて、出てきた言葉は、きっと相手にいちばん分かりやすい言葉なのだろうと思う。
 私が、なんとなくすごいなぁと思う言葉に、「雰囲気」がある。雰囲気と言うことばに雰囲気がある気がするから、と自分でもわけの分からない理由だが、ないと困る言葉だ思う。ちなみにわたしは、オーラにはオーラはないと思っている。ただなんとなく、オーラには紫色出ているような気がする。それは
私にとって美輪さんの『オーラの泉』の番組の神秘的だけど、うさんくさい感じの色のイメージなのだと思う。他には、ひらがなとカタカナと漢字でイメージがかわると思う。例えば、りんご。りんごだと箱詰めされたりんごを思うし、リンゴだと八百屋さんでかご盛りになって段ボールの裏に値段が書いてあるものが思いうかぶ。林檎だと真っ赤に熟れた林檎が木になっているのを想像する。そうして同じ音でもイメージは変わる。だから、わたしはすべての音が好きだ。
 人間にとって言葉は生活必需品である。たまに犬や猫や鳥がかわいそうに思うことがあるがある。人間から見ても、なにを言っているのか全く分からないからである。犬から見れば、人間はなにを言っているんだ、という感じなのだろうが。だから、赤ちゃんとか、語彙が少ない人もかわいそうだなと思うことがある。この世界にはもっとたくさんの言葉が溢れている。私は、「この人、語彙が少なくてかわいそう」と思われないように、本を読んで、かわいそうな人にならないようにしようと思う。

   講評   kaki

「りんご」「リンゴ」「林檎」のそれぞれのイメージについて、加えることができたね。「オーラの泉」の話もおもしろい!


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