国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
キャッチボール ひろ
「パシッ。」
「おぉ、うまい、うまい。」
ぼくは、公園で弟と兄と父の三人でキャッチボールをしている。
「はい、しゅうや。」
「ガシャン。」
「あぁ、おしい。もうちょと。」
弟は、またボールが取れず、後ろのネットに当たってしまう。しかし、弟はいつも笑顔でボールを追いかける。
「ヒューー。」
「お兄ちゃん、ちゃんと投げてよーー。」
と、ぼくは言った。兄のボールは、たまに高かったり低かったりする。しかし、光のように速い玉を投げる時がある。
「次は野球しよう。」
と、兄が言った。最初はぼくの番だ。
「パァン。」
「飛んだ。飛んだ。一るい二るい三・・・うわぁ。にげろぉ。」
ぼくは、兄が来たので、三るいに行かず一るいにもどった。
「アウト。」
とうとうアウトになってしまった。野球なのか、おにごっこなのかわからなくなって、みんなであごが外れるほど大笑いした。次は、兄の番だ。
「パァン。」
これもまた、大きいのを打った。弟は、全速力で走って行った。そして、兄も三るいまでは、まるでチーターのように走って行ったが、ホームが近くなると急に歩き始めた。そして、ゆっくりゆっくり歩いて、弟がくるとホームに入る。それを見た弟は一気に走ったつかれが出たのか、はぁとため息をついてかたをおとした。本当に残念そうだった。
「もい一回キャッチボールをしよう。」
と、父は言った。
「いくよ。」
「ゴン。」
「あっ。」
弟の目にボールが当たった。なみだがあふれてとてもいたそうだったので、弟といっしょに家に帰った。弟はいたそうだったが、ぼくはキャッチボールが出きてるんるん気分だった。
母に、家族でスポーツした事があるか聞いてみた。母は、
「小さいころは公園なんかなくて、田んぼや道路でキャッチボールとかしたんだよ。キャッチボールはお父さんとやる事が多かったかな。田んぼで野球をやる時は、いねをかった後だから、いねの切りかぶや人の足あとででこぼこだから、どこに飛んでいくか分からなくて、これがけっこうおもしろかったんだよ。」
ぼくもそれを聞いて、田んぼで遊んでみたくなった。が、もう公園もあるし、田んぼで遊ぶとおこられるから、田んぼで遊んだ母がうらやましい。
ぼくの時も母の時も、家族でスポーツすることは楽しい事だと分かった。これからも、家族でいろいろなスポーツをしたい。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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