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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   神様からの贈り物   こゆき

 「長所、かぁ・・・。」
自分の長所を悩むのは私だけだろうか?みんなは黙々と書いているのに、私はさっきからぜんぜん進んでいない。そう、私達六年三組は今、一枚の紙に長所と短所を書いているのだ。<書き出しの工夫>短所がさらさらっと書けてしまったのは悲しいが、もっと悲しいのが長所が書けないということだ。はぁ・・・。家族の長所ならいくらでも書けるのに、と恨めしく思いながらため息をつく。<中心を決める>
 まず母の長所。簡単にまとめてしまうと、面白い。姉も遺伝したのか、また面白い。なので母と姉で漫才をしているようだ。<例え>前、母がチェリーと遊ぶ、というより遊んでもらっている(笑)時、姉が
「なんでいつもお母さんって攻撃的なの!?」
と笑いながら突っ込んだ。
「・・・うん。なんで攻撃的なのかな?」
と母が首をかしげる。こういう何気ない、聞いただけじゃ笑えないようなことでも目の前だったら笑えるものだ。姉は学校でも友達に面白い、と言われるらしい。そしてチェリー。チェリーは私が怒られた時、悲しい時にしょんぼりしていると、かわいい顔を心配そうにゆがめてペロペロしてくれる。実はそんな優しい心の持ち主なのだ。<前の話>
 父はいつも
「えぇ・・・」
と賛成しないが、でも私達の願いをちゃんとやってくれる頼りになる存在だ。チェリーの散歩は行かないものだと思っていた時も、ちゃんとやってくれたのだ。それに、私が小さい頃、ぬいぐるみキャッチャーで姉の分のぬいぐるみしか取れなかった時も、必死になって私の分も取ってくれた。<体験実例>
 長所がない人間なんていない。みんな良い所をいっぱい神様にもらい、生まれてくるのだ。人間にとって長所というのは、階段のようなものだ。<一般化の主題>長所という名の昇り階段を昇るとともに、長所は伸びていくのだと思う。そのためにその階段を見つけなければいけないということが分かった。
<分かった事>こう考えると自分の長所も書けそうな気がした。<書き出しの結び>

   講評   koni



【書き出しの工夫】 会話文から書き出すことができました。すぐ疑問文を書いたところがすばらしい。さらに引きつけられるよ。

【体験実例】 家族の長所について、具体的な実例を挙げて説明したところがいいね。チェリーを登場させたところもいい。

【たとえ ユーモア表現】 会話文の後の表現が上手い。こゆきさんの作文には、ユーモアがたっぷり入っていて、読んでいて温かい気持ちになるよ。

【一般化の主題】 この文もうまい。この文だけが独立してしまわないように、さらに思ったことや書き出しの結びをしたところがすばらしいです。 

 4つの項目も全部できているし、字数も達成できたね。頑張ったね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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