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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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    「科学における発想と論理」を読んで   コムギコ

日本にもマツノキハバチがいるという。幼虫をつかまえて来て、飼育を始めた。飼育温度は、摂氏二十五度とした。ところが四日目には生き残っていなくなっていた。三年目は出発のとき、ふとある発想がひらめいた。山から帰って来て、早速、昼は二十五度、夜はただの五度という条件で飼育を始めた。幼虫たちはほとんど死ぬことなく、繭をつくった。さて、この結果を学会で発表する段になると、ある配慮が必要になった。「それで、ふと思いつきまして……」とは絶対に言えない。 ふと思いついた発想には一言も触れず、データに基づいた「論理的」推理を展開する形をとることによって、この研究も私自身も、「科学的」な体面を保つことになった。今大切なのは、科学も技術も、普通思われているのとは異なって、ずっと人間的なものなのだということを、深刻に意識することである。
理由はわからないけれどあたる直感などはいいと思う。「刑事の勘」みたいなものだ。なぜこうなったのかなど理由に縛られて進まないよりいい。理由に縛られない発想、考えを尊重する事も大事だと思う。数学の最近のテストで、なんとなくわからない所があって一部分わかるところは書いて、わからない所は適当に書いておいた。そうしたらあたっていた。(適当といっても大雑把な適当ではなく当てはまるという適当だったのかも知れない)(笑)
一方論理的考え方も大切だ。科学の証明をするために、勘で思いつきましたとはいえない。そうならないためにも理論的な考えも大切だ。なるほどと思われることもある。 
確かに直感にも深い思考にもどちらも良い。だが一番大事なのはどちらがいい悪いでなく、それを成し遂げるために気合を入れて物事をする事である。



   講評   muri

 昔、数学の問題などを解いているとき、ごくたまに「ひらめいた」という瞬間がありました。そういう勘は、「神様からの啓示」のようなものではなく、長年の経験から意識しないうちにわかるようになっていたものが、突然現れたというものかなと思います。なぜなら、全く勉強していない分野の問題をいくら見ても勘で解けることはありませんからね。●体験実例:今回は体験実例としてとてもきれいにまとまりましたね。数学のテストの話は、「勘がはたらく」とてもいい例だと思います。コムギコ君の実感もこもっていますね。●複数の意見:2つ目の論理的考え方の大切さの方も、もう少しくわしく書けると、いいですね。「例え話」などを用いて、どんな場合に論理的考え方が重要なのかを説明するといいと思います。●総合化の主題:「気合を入れて物事をする」ということと、論理性や直感性の大切さがうまくつながっていないようです。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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