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　　　ウォーターパンチ！　　　はるりん

　わたしは、水がかからないように、友達のＭさんと、Ｋさんと手をつないでにげ回りました。男の子の中でもっともらんぼうな子が、まるで雨のように水をジャボジャボかけてきます。
　わたしたち四年生は、ツルレイシ（ゴーヤ）を育てます。水やりをするのは、校庭そうじの人です。そして、わたしの班にも校庭そうじが回ってきました。女の子は全員、
「みんなで水やりしようね。男の子も。」
と、決めていたのに男の子は、
「この間も、おまえらがひりょうやったんだろぉ！だから、今日もやれよな。おれたちは、正門そうじすっから。」
と、ほうきを持って行ってしまいました。仕方なく、Ｓさん、Ｍさん、Ｋさんとわたしはホースを手にしました。Ｓさんは、
「もう、あのバカ太郎軍団、ムッカツク〜。ぜっ〜た〜いに、やらせなっくっちゃあ！」
と、カンカンです。
「ほら、おこっていないでやろう。水やりだけしてあとは、サボれるしぃ。」
わたしもうなずきました。しばらくジャボジャボやっていると、
「手伝うよーだ。ふんっ。」
男の子がもどってきました。Ｋさんは、
「ちょうどいい。うちたち、この小さい方やるから、バカ太郎軍団はのこりの大きいの全部やってちょうだい。ホースはちゃんと二本あるから、そっちのを使ってよねっ。」
と、すまし顔で言いました。
「なにが、バカ太郎だってえ！ほれ。」
男の子が、水をはっしゃ。だれにも当たらず、
「あらっ、そこもおじさんお気をつけっ。」
後ろ向きの男の子に、とばします。運よく足にかかり、くつ下、ズボンがビショぬれ。男女ともプンプンで、
「ほらよっと。」
「ほ〜ら。」
「もうっ、やめろっ。」
「先にやったのそちらでしょっ。」
大さわぎになりました。
　他にも、近くの公園の水飲み場で遊んだことがあります。水を出して、そこをくぐって、
「きゃあ、水がかかるっ。」
さけんだりします。
　わたしは、水遊びは夏にかかせない物だと思います。それは、水遊びをすると暑いモヤモヤがふきとんでいく気がするからです。

　　　講評　　　onopi

　楽しい作文です。水遊びの楽しい季節はすぐそこですね。（おっと、そうじは遊びではありませんでした。【笑】）