国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   かたつむり事件   クローバー

「あ、かたつむりだ。」
 私はつゆの季節、よく学校でかたつむりを見かけます。私は見たってそのままほっとくだけ。でもお友達の京華昆虫博士はそうではありません。すぐにバックからビニールぶくろを出してつかまえて、とても喜ぶのです。それを知ってから私は、かたつむりを見かけたら博士に教えてあげるようになりました。私はかたつむりなどの昆虫があまり好きではなく苦手です。そして、博士に
「毒があるんだよ。」
と教えてもらってからは、もっと嫌いになりました。かたつむりの歩き方は、まるで母ともっと遊びたいけれど、
「もう寝なさい。」
と言われて、ベットに行かなければならない私の歩き方のよう。私はかたつむりが嫌いだけれど、歩き方だけは教えてもらいたいなあ、と思いました。それに京華博士はヒュッとかたつむりをつかまえることができてすごいです。
 そのすごい博士は、事件を起こしたことがあります。その名前は「かたつむり失そう事件」です。みんなに名前をつけられるほどのすごい事件でした。博士が取ってきたたくさんのかたつむりの中の一つが、いなくなってしまったのです。みんなで一生けん命に探しました。それは、博士がお弁当袋の中にあるかもしれないと言うからです。そしたら、なんとかたつむりは博士の机の中にいました。みんなはホッとして、私もあせっていたのがホッとしたぐらいなのですが、博士はとっても喜んでいました。やっぱり不思議な博士なんだなあと心の中で思いました。
 もう一つの事件は、最近の話です。先生が、
「かたつむりが嫌いな人もいるので教室にかたつむりを持ってこないでください。」
とおっしゃっいました。その次の日、水飲み場にかたつむりが乗っているのをみんなが発見しました。そしてみんなはそれを博士がやったと思い込んでしまい、博士は大勢のお友達に怒られました。私は誰がやったかわからないのに怒られてしまってかわいそうだなあ、と思いました。その後、みんなは水のみ場の片方のかたつむりが乗っていたほうをまったく使わなくなりました。そして、ろう下がとても混雑するようになりました。次の日先生が、
「もう殺菌しましたから、両方で飲んでください。迷惑です。」
と怒ってらっしゃいました。そんなに怒るんだったら、とっとと言ってくれたらいいじゃない。と私も心の中で先生に怒っていました。
 博士の事件は大変だけど、楽しいです。教室にかたつむりを持ち込んではいけないなんてひどいよ、と思いました。

   講評   hoemi

 がんばって清書と読解問題に取り組むことができました。次回からは新学期です。課題フォルダに少し目を通しておいて下さいね。3日には元気な声を聞けるのを楽しみにしています。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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