低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
untitled TNOAIR
テストの結果が返却されるとあちこちからこんなうめき声が流れてくる。これは実におもしろいもので結果のよしあし関係なしにこの声をあげる。逆に悪い点数だった人は「うわぁっ」なんてこえはあげない。私は一様「うわぁっ」ということは出来たが本当に「うわぁっ」という点数だった。
テストはこんな自分を強引に見直しさせるという面もある。でも、テストはよい行いだと思う。第一に、よい行いだから今実際に行われているということもある。この理由は大きく分けて二つある。
一つはテストということを行うことによって、たとえば「受験」という、とてもとても長い先のような事柄を「テスト」という短く区切られたもので「受験」までの目標を立てる助けとなっているということだ。もちろん、目標を立てるのは経験済みの人でなくてはならない。目標というものは、果てしなく、夢のように大きい。言い方がわるいかもしれないけれども、そんな夢を細かく切って少しずつ少し強引な方法かもしれないけれどもあたえると言うのがテストというものだと思う。何が何でも一回で力を振り絞ろうとする。
二つ目はテスト、というものに後なしがないということだ。そうすると、何が何でもプレッシャーがかかる。こんな今のプレッシャーいや、これからもあるいろいろなプレッシャーに打ち勝つためにテストは必要というものだ。
しかし、強引な方法と書いたけれどもテストというものには強引な面が色々ある。たとえば勉強法などでテストのためだけに勉強すると短時間で大量のものを詰め込もうとするのでその分短時間で大量に覚えたことを忘れることが多い。たとえば
(エジプト)(カイロ) (ナイジェリア)(ソマリア)
(コンゴ)(南アフリカ)(アルジェリア)(ガーナ)
という答えの問題があったとする。そして、この問題をそのまんまテストにします、といった時にほとんどの人がナイジェリアとアルジェリアを一緒におぼえるだろう。(僕はソマリア、がーなと覚える(笑))しかし、こんな覚え方ではこの解答用紙でしか答えられなくなってしまっている。そういうのがテストのための覚えかたというものだ。こんな方法では将来何の役にも立たない。
確かにてすとというものにはその場でしか対応できないものがある。しかし、そんな場合でもいいからとにかく目標を立てれば言いのだ。短時間でもいいから覚える。「短所をなくすいちばんよい方法は、今ある長所を伸ばすことである。」という名言のように短時間で覚えられてそれが3日間つづくのならば2日ごとに覚えれはよい。そんなように解答用紙の中には目標の暗示でいっぱいなのである。
講評 nane
書き出しが具体的。最初のテストは、まだ腕試しということだろうね。
第一の理由の「目標を立てる手助け」は実感がこもっている。そういう目標がないと、熱心に勉強する気持ちがわきにくいものね。
第二の理由の「プレッシャーに強くなる」もいい意見。人生は、大きく見ればテストのようなものかもしれない。
名言の引用もしっかりできた。
字数も1000字台でよくがんばった。次回からもこの調子でやっていこう。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |