国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   バリケン   ミスターカービィ

 グワッ、グワッ。
今日も、バリケンが人工芝の端で仲間たちと戯れている。
 ぼくの通っている学校には、飼っている動物が4種類ある。理科室の水槽で別々に飼われている金魚とメダカ、人工芝の小屋、池で住んでいるバリケン、コイだ。ぼくがこの中で特に好きなのが、バリケンだ。バリケンとは、分かりやすくいうと、眼の周りが赤く、白と黒の色をした鴨ほどの大きさの鳥である。
この動物は、いままで数々の事件を起こしてきたいわゆる犯罪者だ。その数々の事件簿をこれから聞いてもらおう、と思う。
 ぼくが知っている「事件簿」は、2つある。まず、1つ目の題名は、「逃亡者」だ。その事件は、去年夏のぼく達生徒が帰った放課後に起こった。その日、バリケンの小屋の掃除を担当していたA先生は、バリケンを小屋から出して掃除しなければなかなかった。バリケンを手に持って、外に出そうとしたそのとき、バリケンがA先生の手から落ち、バリケンは脱走を試みたのだ。逃亡者は、人工芝を走り、グラウンドへと続く坂を軽々と降りていったのである。A先生がバリケンを逮捕しようとしたその瞬間、バリケンは学校の下にある川へと降り立っていったのである。2つ目の題は、「空腹襲来事件」である。この事件の現場を実際に見た人はおらず、嘘の話かもしれない。ある日、バリケンにえさをやろうと、B先生が小屋に行くと、なんと、バリケンがコイを突いているではないか。B先生は、急いでバリケンを追っ払い、鯉を池に戻してあげたそうだ。こんな風に、バリケンは様々な事件を引き起こす「ヴォンテッド」なのである。
 しかし、ぼくは、このバリケンが面白い行動をとるので、大好きだ。ぼくが1,2年生のときは、バリケンをよく見に行ったが、今では、相手にすらしていない。でも、バリケンが逃げたり、色んな行動をとるのが好きである。
 人間にとって、ペットとは、自分を癒してくれるものである。

   講評   ita

 こんにちは、カービィー君。様々な事件を起こしてくれる「バリケン」先生もファンになりました。「ペット」というテーマは自宅で飼っていないと書けないと思われがちですが、学校で飼育されている動物達も立派な内容にしてくれるのですね。「バリケン」のかわいらしい姿が想像できる作文でした。
【第一段落】
 いい書き出しです。バリケンたちの楽園が目に浮かびました。そしていろいろいるペットを紹介したところも話題づくりに効果的です。
【第二段落】
 「事件簿」には二つあるのですね。そのうちの一つ目を面白おかしく書くことができました。この聞いた話の「感想」があっても面白いと思うよ。
【第三段落】
 二つ目の事例が始まるので段落を変えておこう。バリケンは問題児なのでみんなからの評価は低いようですね。そんな中カービィー君の視点が温かいところがとてもいい。
【第四段落】
 大きくまとめることができました。でも一行では寂しいので「バリケン」に言及したり、「生き物」に言及してみるのもいいよ。
☆「自分たちのペースで生きているにも関わらずそれが誰かを癒す行動につながるとは幸せな動物だと思った」



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