低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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兎と亀 まーたん
小さい頃から良く知っている話で「兎と亀」という話がある。この話の内容は兎と亀が丘の上まで競争する話だ。皆も知っているように始めは兎が段突に勝っていた。しかし油断して途中で寝てしまい、結局はコツコツ努力を続けた亀が兎に勝ったという話だ。これは、亀と兎では明らかに兎の方が走る能力があるが、亀は諦めずに最後まで頑張って走ったのだ。私は亀のようにマイペースでも最後まで努力する事を続けるように生きていきたい。 亀のように生きるための第一の方法は目先の事にとらわれず、遠くにある自分の目標をしっかりと見つめる事である。私は一度部活がとても辛くてバスケット部を止めようと思ったことがある。あの頃は沢山悩んだ。もう、退部する直前までことが進んでいったくらいだ。しかし落ち着いて考えてみたら、今ここで止めてしまったら何になるのだろう?私に、バスケット部以外に居場所はあるのだろうか?という様々な疑問が心中に浮かんできた。その結果「ここで止めても仕方ないバスケット部を続けよう」という結果を自分の中で出す事が出来た。沢山の困難が降りかかってきたが、今私はスタートメンバー(レギュラー)で試合に出る事が出来ていて今から考えるとあの時に止めないで本当に良かったと思う。多少困難があろうと少しの事で揺るがないことは大切だ、と思った。
また、第二の方法としては自分の身の回りの環境を変えることが挙げられると思う。特に教育現場においてだ。現在の教育現場は一単元を一通り授業で学習したら、すぐにテストだ。すごくせっかちなように思わされる。そして塾などではそのテストの結果で出来る人と出来ない人のクラスに分けてしまう。子供の成長をすぐに結果に出させているのだ。そうではなく、子供の成長を長くみつめていくことが必要だと思う。なぜなら、コツコツ勉強してきてあと一ヶ月で芽が出る人がいたとしてもそれがつぶされてしまうからだ。近代は、教育の面で指導者が生徒達を長い目で見ていないので、エジソンのような偉人はなかなか出てこないのだと思う。
確かに兎のようにスタートダッシュを切って、人よりも一歩先に出る事も大切である。勉強でも周りの人よりも先取りをしていると余裕をもてる。しかし、『毎朝、歯を磨くのに、一週間分まとめて一挙にというひとはいない。』という名言があるように、やはり私は亀のように着実に努力を積み上げていく人になりたい。
講評 kira
まーたん、こんにちは。うさぎとカメの教訓は深く心に刻まれているようで、やはり目指したいのは着実なカメのような生き方ですね。うさぎは、うぬぼれて失敗しました。
目標をしっかり見失わないことの大切さでは、部活動の悩みを書きました。すぐにやめると言う決断をしなくてよかったですね。継続できることは、やがて自信につながります。
★ここの段落の改行を入れておこう。
長い目で子どもの成長を見て行くという意見では、テスト重視のせっかちな教育を批判しました。悪いところを見つけるための勉強ではおかあしいですよね。
たしかに、何かをつかむときの推進力や突破力といった瞬発力も必要です。でも、大切なのはやはり持続力ですね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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