創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   うれしかったプレゼント   日奈森 亜夢

 手をのばしたら、あった。
「やったぁー」
 おねがいをしておいた、おままごとセット
だ。よかった。ちがう物が来なくて、ほんと
うによかった。だって、ちがう物が来たら、
つまらないでしょ。うれしかった。本当に、
うれしかった。そのころは、まだようちえん
に入っていて、それはもうじまんをたくさん
してたくさんの友だちを呼んだ。手紙を書い
てまで、ほしかったものがもらえた。よかっ
た。うれしかった。
 私は、十二才のたん生日に、友だちを呼ん
で、たん生日パーティをした。その時にもらっ
た手紙は、今もかべにはってある。みんな。
絵が上手でいっしょに絵も書いてあった。
 小学校に入ってから、一輪車が中庭のすみっ
こにならべてあった。いまは、一年生も、一
輪車に乗ってもいいことになっているけれど
私が一年のころは、一年生は、一輪車にのっ
てはいけないことになっていた。だから、ク
リスマスに、一輪車を買ってもらった、私の
家は、マンションで、しかも、大通りが目の
前にあるようなところに住んでいるから、家
の前で、一輪車の練習はできない。でも、運
のよいことに、家のすぐ近くに、小さな、公
園があって、そこで練習することができた。
一年もすると、上手になった。だからたまに
「先生」
 と呼ばれたりしたくらいだ。
 人にとってプレゼントとは、くれる人の気
もちが入っている。あいてのことを思ってく
れているということだと分かった。

   講評   onopi

 「手をのばしたら、あった」という書き出しの工夫いいですね。クリスマスの日、おきた子どもが真っ先にすることといえば、プレゼントを探すことだと思います。その書き出しの工夫の後、その時のことを思い出して書いてくれました。その他に十二歳のお誕生日にもらった手紙や一年生のころに買ってもらった一輪車の話を書くことができています。段落の一つ一つはいいのですが、各段落同士がどのようにつながっているのかがわかりにくいです。段落間をうまくつなぐための文を工夫して入れると、話の流れがぐんとよくなると思いました。最後に主題の一般化に挑戦してくれました。いい線いっていると思います。よくがんばりました。
    

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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