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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自国のよさ   アップル

ある言語がそれまでの接触のなかった別の言語と接触するようになると、そこに相互の交流が生じ、双方の言語によるいろいろな変化が起こる。日本があらゆる点で西洋の文化文明を取り入れたにもかかわらず、日本は結局雑種文化の国になることなく、世界に類例の少ない併存文化の国になった。それを可能にした要因の一つは、日本の漢字という便利な言語手段がすでにあったことなのである。私たちは、日本文化のように、自分なりに消化して、物事を取り入れていくべきだ。
 《複数の理由一》その第一の理由に異質なものを取り入れる意欲がないと、進歩がないからだ。《体験実例》私も学校のそうじのときに似た体験をしたことがある。私は普段どうりに教室の机運びをしていた。その時、ふっと、
(そういえば、ここの教室って六列あるよなぁ。机運びの人数も六人やから、一人一列でいいやん!!)
と思った。そして早速友達に言った。でも、
「やめとこうや。だって机運ぶスピードが遅い子もおるからさぁ。」
といわれた。そうかもなぁと思ったのでそうしてはいたが、少しさぼっている人がでてきたので、最終的には一人一列になった。 
 《複数の理由二》第二の理由は、自国の良さを見つめなおし、守っていく事が大切だからだ。旅行に行くなら海外!という意見があるが、「和風」ということにも新しい人気が生まれている。
 《反対意見への理解》確かに、純粋な文化を守ることも大切だ。しかし《名言の引用》「自国に対する賞賛が他国に対する軽蔑によって支えられているのであってはならない。」という名言もあるように、私たちは自国の文化の方法で消化したうえで、異質な文化を吸収していくべきである。

   講評   tama

 新しいもの、異質な物を、自分なりに消化して取り入れていこうという意見文が書けました。要約がしっかりできているので、意見への流れが自然です。
 掃除のとき、普段とは違ったやり方を提案したアップルちゃんに対し、お友達は反対したのですね。しかし、いつもと同じやり方では効率を上げることができないことに気がつくべきだったかもしれません。この実例に対して、アップルちゃんが感じたことを入れておくといいでしょう。「(人の意見に耳を傾け、新しい方法を取り入れる勇気もときには必要だと、私は思う」など。)
 海外旅行ブームはとどまるところを知りませんが、最近は国内旅行も密かに脚光を浴びていますね。やはり日本のよさをもっと知り、文化を守っていくべきだという考えは根強いですが、その上で新しい文化を取り入れようということです。ここにも補足的に説明をいれておくとよいでしょう。

※ (普段)どうり → どおり(=通り)
※ 書き出しの字下げを忘れずに。


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