国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   美味しいお米の秘密   ゆうたん

 お米は、日本人にとって大切な食べ物だ。私は、そのお米を作ったことがある。学校の総合の時間に、パケツ稲を作ったのだ。これは、その名のとおり、バケツで稲を育てるものであった。種から芽を出すことから始まったのだが、牛乳パックに水をいれ、それに種をいれて、毎日水をかえるのだ。芽を出すだけでも大変だった。芽が出たら、土と水と肥料を混ぜたものにその芽を植え、毎日水をやった。これは、とても手間がかかった。それからしばらくそれを続けると芽が大きく成長し、花がさく。この頃、稲が病気になりやすいので、まめに見ていた。この時期も大変で、毎日水をやらなければ、土がカラッカラにひからびてしまう。それは、予想以上に大変なものだった。そして、稲の穂が出てきた。その穂が少し茶色くなってきたら、水を抜いてやる。この時私は、今までたっぷり水をやっていたのに急に水をやらなくなったら、死んでしまうかも!?と思っていた。秋に近づくと、穂がかたくなってきて、お米ができている、という感じになってきた。そしてやっと収穫。こんなに一生懸命に育ててきたのだから、たくさんとれると思っていたが、実際にはほんの少ししかとれなかった。でも、クラスみんなのお米を合わせれば、たくさんのお米になった。しかし、このままでは食べられない。白米にしなければならないのだ。まず、もみがらを取る作業をした。ボウルにお米を入れ、すりつぶしていくとだんだんもみがらが取れてきた。もみがらが取れた状態が、玄米である。
「最後にこれを白米にします。」
先生がそう言っていたが、私はくたびれていたので、玄米でいいのに・・・と思った。しかしやらなくてはいけない。先生が言う、白米にする方法とは、牛乳ビンに玄米を入れて割り箸やぼうなどで、強くつぶす方法だった。これは、5分やってやっと数粒のお米が白くなるだけであって、ほとんど白くはならなかった。なので、このお米は、先生が精米所に持っていって、白米にしてもらったのだ。こうして、バケツで作ったお米を食べる事ができた。少しバサバサしていたが、自分達で作ったお米はおいしかった。私は実際にお米を作ってみて、農家の人たちはこんなに手間がかかる米作りを毎年行っているなんて、大変だと思った。おいしいお米のひみつは、こんなに大変でもがんばってくれる人たちがいるからだ。これからは、お米を一粒だって残さず食べたいと思う。


   講評   onopi

 いい体験実例が書けていると思います。あとはこれを長文の感想文の一部として組み入れ、最後にまとめればいいと思います。
(アメリカやヨーロッパ、オーストラリアで大ヒットしたケーキミックスは日本では売れなかった。その理由は炊飯器でケーキを作ることに抵抗があったからだ。日本文化にとってお米は特別な価値を持っている。)第一段落の要約はこういう感じになるでしょうか。その後、書いてくれている体験実例をそのまま続けてみてください。最後の段落は(日本人にとってお米とは〜)と主題を一般化しながら大きくまとめてみましょう。
 

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