創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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日本の食文化 ピプリー
主題 要約 体験実例 たとえだじゃれ表現 わかったこと 常体で書く 題材 書き出
しの工夫 構成。
ケーキミックスは大ヒットした。アメリカ国内で売りつくすと、ヨーロッパやオーストラリアにも進出した。ところが、ケーキミックスは日本の市場では完全な失敗だった。日本の食文化におけるお米におけるお米の重要さはいうまでもない。御飯をたくのと同じ容器でケーキを作るのと、バニラやチョコレートに汚染されてしまうのではないか。日本の主婦がひっかかったのはそこだった。
「御飯粒は、出来るだけちゃんと食べましょう!」
私の小学校では、毎年宿泊学習がある。一年生から六年生まで、一緒に仲良く協力しあいながら大切なことを学習していく。私は、これで六回目で、最後の宿泊学習になる。そんな時、朝ごはんのとき疑問になったことがある。御飯粒は、ちゃんと食べる、といっていたけれど・・・。スパゲッティのときは「・・・」と無言だった。この結果から、日本の食文化はやっぱり「お米」が中心となっていることが分かった。まるで、赤ちゃんがこのおもちゃしか嫌だ、とそのおもちゃを大切にするように。日本では、やっぱりどの人に聞いても、必ず「お米」を食べたことがある、と返事を返してくる。しかし、和食ではない洋食、「スパゲッティ」で聞いてみると、食べたことが無いという人は少々いた。日本人は日本人のものをいつの間にか好んでいるということが分かった。
「いただきます!」
いつもの様に食べている御飯。私は、今回改めて、作る「大変さ」について考えてみた。二年生の夏・・・、つまり今から4年前にお米つくりを私は挑戦してみた。学校でもお米を育てていたので家でも作ってみることにした。家の庭で
「元気に育ってね。稲ちゃん・・・。」
私は、お米作りの大変さを知らず、過酷な一年を体験してしまった。お米を育てていると、すずめ、害虫から守らなくてはいけないし、水やりも大変で、私の夏休みが稲ちゃんに全て奪われてしまった。でも、秋になって収穫するととても美味しくて、また作ることにした。そんな、過酷な米作り今も続いている。
日本人にとってお米は、日本の文化の一つとして取り入られていて、日本ならではの食文化であることが実感した。日本人から、お米をとると、食文化が崩れてしまう、そう改めて感じた。これから、もっと日本の食文化について、実感して知識をいっぱいにしたい。もっと、これから「お米」を知りたい。
講評 yuta
◆要約は、ばっちり。うまくまとめましたね。
◆「御飯粒は、出来るだけちゃんと食べましょう!」 もちろん、どんな食べ物でも残さず食べようと思いますが、お米だけはその思いが特別に強いのが日本人なんですよね。小さい粒を一粒でも残すことに罪悪感があります。御飯のお茶碗は、からっぽ! というのが気持ちがいい日本人です。それがスパゲッティとなると、それほどの思い入れはないようですね。『まるで、赤ちゃんがこのおもちゃしか嫌だ、とそのおもちゃを大切にするよう』とは、おもしろい視点。
◆さらに、作る「大変さ」について。二年生の夏からお米づくりをしているのですね。“私は、お米作りの大変さを知らず、過酷な一年を体験してしまった”。しかし、それにめげずに作り続けているというピプリーさん。日本人の米作りの歴史も、がまんと挑戦の連続だったのでしょうね。
◆『日本人にとってお米は、日本の文化の一つとして取り入られていて、日本ならではの食文化であることが実感した』。お米に誇りを持って、伝えていきたいね。
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