国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   オリジナルが大切   うさちゃん

 多くの日本人にとって、欧米の文化や風俗習慣は、依然として自分たちの生き方の目標や憧れの対象であるようだ。その結果、日本語は、日本の国際化と偉大変動の中で英語という強大な言語から広汎で、ほとんど一方的な干渉にさらされている。しかし、それを可能にした要因の一つは、日本に漢字という便利な言語手段がすでにあったということなのである。
 私は、自分なりに消化してから何かを取り入れることは良いことだと思う。
 その理由は第一に、そのままの形でただ取り入れるだけでは自分らしさを出すことができなくなって、つまらなくなってしまうからである。例えば、パンやハンバーガーなどは、外国から伝わってきた物だ。しかし、これらのものは、日本人が食べやすいように改造してある。パンは、最初日本人の口に合わなかったため、中にあんこを入れてアンパンに、ハンバーガーは日本の主食のお米で具を包んだライスバーガーに改造されたのである。最近は、かき揚げバーガーという物も見た。このように人の真似をただするのではなく、自分のオリジナルをアピールすることが大切だ。
 また、第二の理由としては、他に良い物があっても、まったく取り入れないのでは自分自身を成長させることが出来ないからだ。この間、歴史の時間に漢字は中国から伝わってきたということを習ったが、そもそも、今私たちが使っている(又は、今書いている。)この漢字は、もし日本が取り入れていなければ今は無いのである。
 確かに、自分のやり方を押し通すことも大切かもしれない。しかし、『自分の心のうちに持っていないものを何一つ自分の財産ではない』という名言があるように、自分なりに消化してから何かを取りいれ、自分を高めていくことが必要だと思う。

   講評   tama

 新しいものを取り入れることはよいことですが、そのままの形ではなく、自分なりに消化するべきだという、発展的な意見を述べることができました。
 あんパンやライスバーガーのように、もともとあるものと新しいものを組み合わせることで、日本独自の商品が開発されました。「オリジナル」を表現するためには、単なる真似ではなく、創意工夫が必要ですね。反対に、全く取り入れなければ新商品の開発などはあり得ません。独自のやり方を押し通すこともたしかに大切ですが、自分自身の成長のためには、新しいものや異質なものも、取り入れる勇気を持つべきでしょう。漢字から生まれた仮名文字、その文字を使った文化の発達…と考えると、中国から伝わった漢字が、現代の日本でも重要な役割を果たしていることがわかりますね。身近なよい例を用いて、「複数の理由」をわかりやすく説明することができました。


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