低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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テスト ゆっきー
「うわっ!今日テストじゃん・・・」
「まずっ・・・勉強してない・・・」
テスト前によく聞こえるささやき声である。私はテストをはっきり言って好きではない。けれど私はテストがあったほうがいいと思う。
一つ目の理由は、テストがないと勉強する気になれないからだ。テストがあると、自分の実力が数値化されて出てくる。テスト前に勉強しないと、(特に漢字の小テスト)壊滅的な結果になってしまうことがある。一夜漬けでも勉強した方がいい結果が出る。(実証したことあり)しかし一夜介の場合その後すぐ忘れてしまうので勉強した意味はあまり無い。ある小学校の先生が言っていたのだが、テスト前に漢字の勉強をしておかないと、漢字を忘れると出てこないと言っていた。なので漢字テストの前は特にしっかり勉強しようという気になるのだ。
二つ目の理由は、テストがないと、授業態度だけで成績を付けてしまうからだ。そんなことになれば、絶対に外面だけよくする人が出てくる。頭は悪いが、外面だけいい人を私は嫌いだ。
確かにテストがあったほうがいいが、テストが無いとその方が楽になれると思う。けれど、私はテストがあったほうがいいと思う。
講評 inoko
ゆっきーさん、こんにちは。
中学に入って初めて、定期テストというものを体験したところだと思います。小学校のときとは異なるテスト方法に、どう勉強すればいいのか戸惑った人も多いことでしょう。そもそも、テストとは何のためにあるのか。やはり、勉強をしてどれだけ見についているかを判断するためでしょう。勉強する側は、テストの結果をその後の勉強に生かしていくわけですから、テストが必要だというわけです。しかし、先生の側は、そのテスト結果を元に成績をつけるので、どうもテストのためだけに勉強するようなことになってしまうのですね。もちろん、学校において成績というのは必要です。しかし、勉強とは、本来知的好奇心や向上心を満足させるためのもので、誰かと競い合ったりするものではありませんね。テストに振り回されるのではなく、テストをどのように活用していこうかという能動的な姿勢が必要なのかもしれません。
☆ 二つ目の理由がおもしろい。なるほど、そう考えることもできますね。今回は、項目に沿った形で最後まで書くことができました。名言だけが残念。解説に載っている名言も参考にして、最後の是非の主題を強調してみましょう。
「なので」は、つなぎ言葉ではないので、文の始めには使いません。「だから」などを使うようにしましょう。
「私は臆病なので、暗闇が怖い。」 この文を二つに分けてみると……。
「私は臆病だ。だから、暗闇が怖い。」
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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