国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ママ、大好き!   クローバー

「クローバーちゃん時間よ。」
母に起こされて私の一日が始まります。前は
「後10分だけ。」
「後5分だけ。」
というのが多くて母は困っていたのですが、最近は時間がかかっても、一回で起きられるようになりました。毎朝私は寝ながら起きてきます。もう、意地悪って心の中で思っているけれど、そんなのは母のせいではないし、すぐに起きないと電車に乗り遅れます。でもやっぱりブツブツいいながら起きます。母はあまりそれに気付いていないのでうれしいのですが、気付いていないからといってブツブツ言わずにスッと一しゅんで起きられるようになればいいなあ、と思います。私が何か言ってベッドでムニャムニャやっていても、母は同じ口調で私を起こします。たまに起きていてもベッドでぐずぐずしていて、母がもう一度私に
「クローバーちゃん時間よ。」と呼んで私が眠いので、「もう起きてるよ。」とおこることがありますが、それは悪いこと。母はわからないから言ってくれているのであって、私が悪いだけです。でも母はおこりません。なぜかよくわかりませんが、多分母は私のことがわかっていておこらないのではと思います。そんな優しい母がいるのだから、私もがんばって悪いことしないようにしなきゃ!と思っているのですが、優しい母のことを思ってもよく悪いことをしてしまい、その場では私もおこっていてそんなことは忘れてしまいます。同じことのくりかえしで残念です。優しい優しい母のために悪いことをしないように努力したいです。
 私は母と一緒のたくさんの思い出がありますが、その一つはハワイでイルカと遊んだことです。母はイルカに乗ったしゅん間、すごく変な顔をしていました。イルカは深いほうから浅いほうに向かってきて、私とほかの人たちは浅いところに立っているので、母が私の方に向かってくる形だったので、母はとてもおもしろい変な顔をしていました。それはそれで幸せそうにしている顔にも見えてとても私はうれしかったです。それはまるで太陽のような明るい顔でした。いつも私につき合わされていた母がこっそり幸せそうな顔を見せたので私はとてもうれしくなりました。それを父はきちんと「カシャリ」。それもうれしかったです。
 母には弟と妹がいてどんな遊びをしていたのか知りたくなったので私は、
「子供のころ何して遊んでたの?」
とインタビューしました。
「リカちゃん人形が大好きで、いつもリカちゃんで遊んでたわ。リカちゃんのものは全部持ってたのよ。」とじまんげに言いました。
「まさかおじさんとはリカちゃんで遊ばなかったでしょ?」
と聞くと
「よく二人で遊んだよ〜。お買い物に行くたびにリカちゃんのものを買ってもらうのが楽しみだったのよ。」
と母はなつかしそうでした。私は母がそんなにリカちゃんが好きだったと聞いてびっくりしました。
「それでクローバーちゃんがリカちゃんで遊び始めたときに思い出して、おばあちゃんにリカちゃんのおうちやお店まだある?と聞いたらもうとっくに捨てちゃったと言われて大ショックだったの。」
私はあまりリカちゃん人形のことを覚えていませんが、多分私はその時には残念がっただろうと思いました。
 インタビューをして母は今度も私のことを考えてくれていたのだなあと改めて思いました。夏休みに母に内緒でプレゼントを作ろうとこっそり計画中です。
<<書き出しの工夫>><<たとえ>><<心の中で思ったこと>>





   講評   hoemi

《書き出しの工夫》 会話からの書き出しを工夫できたね。まだまだ寝ていたいのにママに起こされる場面が目に浮かびましたよ。
《自分だけがしたこと》 クローバーちゃんのお母さんの優しさが伝わってくる素晴らしい内容ですね。母親というのは常に子供のことを第一に考えるといわれるけれど、クローバーちゃんのお母さんはまさに母親の鏡のような人なのですね。
《たとえ》 お母さんの輝くようなうれしそうな顔を太陽にたとえるとは上手ですね。そんなステキな笑顔にクローバーちゃんが幸せを感じたことがよく伝わってきました。
《心の中で思ったこと》 クローバーちゃんのお母さんが娘思いなら、クローバーちゃんもお母さん思いなのだということが分かりましたよ。お母さんがクローバーちゃんからのプレゼントをどう受け止めるかが楽しみですね♪

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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