低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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レンタル カエル
何といっても、現代技術を特徴付けるのは豊富な工業製品の氾濫であろう。現代技術は、人間にとって有用でない自然資源を加工して有用なものに変化させることをその中心としている。しかし当たり前のことながら、豊富な工業製品を作り出すための条件として自然資源の限界が指摘される。それに、工業製品を作るほどに環境破壊や廃棄物処理の問題が大きくなっている。だから私は、物を買ったり所有することにとらわれずレンタルを大事にする生き方をしていきたい。(生き方の主題)
そのための方法として第一に、物を持つことだけに価値を置かないことだ。(複数の方法その1)身近な例で言うとDVDやCDが挙げられる。私の経験上で、自分で買ったDVDでさえ五回以上見たことは無い。私だけの価値観かもしれないが、誰にでも「これは買わなくても良かったな」と思った事はあるだろう。ただもっているだけならば、場所をとるだけで何の意味も無い。しかし、DVD等では、レンタルの場合特典などが無いということもあるのでよく考えることが必要だが(笑)
また第二の方法としては、レンタルのしやすい社会の仕組みを整備していくことだ。(複数の意見その2)再びDVDの話になってしまうが、今でこそ当たり前のように駅前などにあるレンタルビデオショップ。しかし、昔は見たいと思っても借りるようなことが出来ないのでいちいち買うしか見る方法が無いのである。こう考えると最近は良くなってきたのだろう。しかしもっと多くのものでレンタルを始めれば環境破壊など起きずに済むのではないだろうか。
確かに、人が手に取ることの出来る「もの」ならばレンタルで済むだろうけど人が手に取ることの出来ない「信頼」や「愛情」等は、徐々に積み重ねていくものであって、レンタルすることなど出来ない。しかし、「限られた人生で、大事なことは、何をするかではなく何をしないかである」という名言もあるように(名言の引用)私はものの所有のみにこだわらず、自分に必要なものを機能としてレンタルして必要充分という生き方をしていきたい。(生き方の主題)
講評 mae
最近は様々な物がレンタルで間に合うようになりました。レンタルCDやDVDなどは当たり前のようにありますし、漫画喫茶やインターネットカフェなども、CDやDVDのように家に持ち帰って楽しむ、というものではありませんが、言わば場所を貸し出して、その場所で娯楽を楽しんでもらうという手法ですよね。アフリカに旅行した時、マサイ族がたくさんの牛を引き連れて歩く姿を見ました。彼らは牛が富の象徴。「牛を何頭所有しているか」で富を競うそうです。……大変そう(^^;)。「所有」よりも「レンタル」という考え方のほうが身軽で良さそうですね。
■題材(体験実例) 先生も思わず「私もー」と思いました。確かに購入したDVDを5回以上見ることは殆どありません(笑)。
■主題(生き方の主題) レンタルCD・DVDのほかに、「こんなものがレンタルだったらなあ」と思うものはありますか? 学校生活を考えても、教材などで、「これ、学校が終わったら使わないだろうなあ」というものは結構ありますよね。「自分に必要なものを機能としてレンタルして必要充分という生き方をしていきたい」という主題がすばらしい♪ 「こんなものがレンタルだったらなぁ」というものを探して文中に取り入れたら、さらにおもしろいかもしれませんよ。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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