国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   父が母国をはなれたあとを読んで   ビクトリア

 わたしはこの本を読んでこう思いました。ロベルトのお母さんはやさしいな。なぜかというとロベルトが、こうかを、雪の中に落としてしまって、こうかを雪の中からさがしたんですけど、なかったのです。しかたなく、家に帰りました。その時、家で待っているお母さんはおそいなと思いながら、おかあさんがドアをあけたとたん、ロベルトがびしょぬれで立っていました。ロベルトがこうかをおとしたことを聞いたお母さんが、おこるのではなく、ロベルトをなぐさめました。お母さんは、
「おばかさんねえ。雪のなかにちょきんをしたと思えばいいじゃない。」
と、いったからです。わたしも、にたようなことがありました。わたしがテストで低い点数をとった時に、わたしがしょぼんとしていたら、お母さんが
「どうしたの」
と聞いてくれました。
「わたしが低い点数をとっちゃったの。」
と言いました。おかあさんがくすっと笑いながら、
「だいじょうぶよ。しっぱいはせいこうのもとよ。」
となぐさめてくれました。わたしはうれしくなりました。
もし、わたしがロベルトのお母さんだったら、こうかを落としてしまったのを聞いて、カンカンにおこるでしょう。わたしはこうおこります。
「せっかくはたらいてこうかを集めたのに落としてしまうなんて、さいあくよ。がんばった意味がないじゃない。」
と頭から湯気が出るほど怒ります。ロベルトのお母さんとは大ちがいです。わたしは思いました。どうやったら、そんなにやさしくなれるのでしょう。ほんとうにふしぎです。きっとロベルトのお母さんは心が豊かなのでしょう。心が豊かになるためには自然とふれあったり、困った人や動物を助けたりしないといけないのでしょうね。わたしが大人になって、子どもが困っていたらなぐさめてあげたいです。

   講評   onopi

 まずはじめにこの本を読んで思ったことが書けました。(わたしはこの本を読んでロベルトのお母さんはやさしいなと思いました。)と書くほうが自然だと思います。その後の理由は(なぜかというと、お母さんが「おばかさんね〜」といってなぐさめていたからです。)とかんたんに書いてくれればいいですよ。似た話を自分の今までの出来事の中からさがすこともできました。落ち込んでいる時になぐさめてもらえると、安心するしうれしいですね。(もし自分がロベルトだったら〜)ということを、そうぞうして書くこともできました。さいごに思ったことを書くこともできています。
 「豊かな心を持つ」というのはむずかしいことなのだと思います。あなたも書いてくれていますが、いろいろなけいけんをしなくてはいけないようですね。
 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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