国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日3224 今日438 合計55998
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   家族の大切さ   スケートねこ

 人間は、まじわる相手を自由に選ぶことができる。しかし、そのように自由な人間関係のなかで、ひとつに例外があって、それは、血縁の関係、とりわけ親子の関係である。現代のひとつの特徴は、親子という関係が「問題」化してきて、その理由は、変化する社会のなかで親と子の経験がまったく異質化してしまったからだ。親子関係の「問題」化を減らすためには、親と子は同じ経験をしたほうが良いのではないか。(要約)
 親と子は同じ経験をしたほうが良いと思う第一の理由は、今はまだ大丈夫だけど、未来は、社会が進歩しすぎて、家族がバラバラになると思うからだ。親は親でまだ昔のものを使っていたりして、子どもは子どもでもっと進歩したものを使っていたりしていて、考えることや感じることが違いすぎて、親と子どもが別々になるかもしれないと思う。今でもそうなりかけている。子どもは、親と一緒にどこかへ遊びに行くよりも、家の中でテレビを見たり、ゲームをして遊ぶほうが楽しいと言う子が多くなってきた。
 また第二の理由としては、社会が進歩しすぎると、家族の話が合わなくなるからだ。親は昔の話や自分の時代の話をしていても、子どもには理解できなくて、自分たちの話題に変えてしまうこともあるかもしれない。私はそういう体験をしたことがある。私の親が自分が子どものころの話をしていて、昔ではよく言う言葉などを使っていたから、私には理解できなかった。おもしろくなかったから、私は思わず、自分の話に変えてしまった。社会がどんどん進歩していったら、多分そういうことが多くなると思う。
 確かに、親と子が違う経験をしたほうが子どもも自立しやすくなると思う。子どもはいつまでも親に頼っていてはいけないし、これからの人生を考えると、違う経験をしたほうが良いと思う。でも、「ロバが旅に出たところで、馬になって帰ってくるわけではない」という名言があるように、違う経験をしたからって、子どもが必ず自立するというわけではない。社会が進歩して、違う経験をして家族がバラバラになるより、社会は進歩しなくてもいいから、同じ経験をするほうが良い。家族とは、安らぎと安心感を与えるものなのだから。

   講評   kiri



 こんにちは。最近は親と子の考え方、感じ方の違いから、考えられないような事件が起きています。

<第一段落> 要約は簡潔に長文の内容をまとめることができています。親子関係の「問題」化を減らすためには、親と子は同じ経験をしたほうが良いのではないかと、是非の主題もはっきりと示すことができました。
<第二段落> 複数の理由の一つ目は、社会が進歩しすぎると、家族がバラバラになってしまうからと挙げることができました。最近は家族とは言え、それぞれやりたいこと、やるべきことが多く、同じ家に住んでいながらも「一人で食事」なんていうのもよく聞きます。ねこちゃんが挙げた例もその一例ですね。 
<第三段落> 二つ目の理由は、社会が進歩しすぎると、家族の話が合わなくなるからと挙げることができました。育った時代がちがうと、感じ方や考え方がかわってくることもたくさんあります。それぞれの話を理解するためにも、あまり経験に差がないほうがいいかもしれないね。
 <第四段落> 家族とはほかの人間関係とはちがい、安心や安らぎを与えてくれるものだからこそ、断絶するようなことにはなってほしくないね。ねこちゃんが家族を大事に思うからこそ、出てきた意見だね。名言も入れながらうまくまとめました。
 
                   
   

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)