創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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テスト祭り おむふ
指を折って数えられるほどの以前、中間テストが私の中学校にて行われた。数少ないテストの内の一つで、はたから見れば、巨人ともとられる出来事。一週間前から以前とはまた違った騒然さが生じ、人々の思慮の大半がテストの事であった。一にテスト二にテスト。優先すべきはテストで、態度すらも冷淡なものとなり、意識のほとんどがテストへと注ぎ込まれた。それは体にも表れ、目は血走り、顔は不安のためか窮地にいるかのように丸々と?あおざめていた。趣味はおろか飯までもがその犠牲となり、生活はテストに完全に支配された。朱に交われば赤くなるというのもまんざら嘘ではないようで、私もいささか影響を受けテストなど石ころほどにも思わないという、重たい腰がものの見事に刹那の間に、周辺の害を及ぼす異様な勢いで意図も簡単に舞い上がり、風前の灯さながら。
テストというものにはいささか利点がある。まず一つに、自分のあやふやな勉強の実力といえるものがはっきりしてくる。それにテスト勉強が機会となって以前とは、比べようもないほどの実力が付いたという例もある。さらに入学試験などの予備訓練ともなる。さらにめり込んでいうと、テストの点による満点や充足から大きな自信へと加工され、さらに飛躍的に学に取り組めたというのも耳にした。
しかし、それとは真逆に矛盾した結果で害虫に例えられるほどおそろしいテストの悪もある。始めの方にのべたようにあまり、気がはいりすぎると我を忘れ、大きな不快が生じたり体調不良ということにもなりかねない。それに点数に翻弄され、絶望にひたりひどく後向きとなったりもする。
しかし、テストは何よりも大事な目的のために取り組み、解釈しなくてはならない。本来大事なのはテストではなく偽りのない定着である。
講評 koni
ていねいに清書できましたね。読解問題にも挑戦できました。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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