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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   差別のない世界へ   いろは

海外へ行くと、驚くことや困ることがたくさんある。それは、全て文化の違いによるものだ。例えば、食文化で。日本は牛肉を食べるけれど、インドでは、牛を神の使いだとされている。例えば、街を歩いていて。地下にゴミを捨てるという習慣がある国の場合、暑い時にはとても臭く、吐きそうになってしまう。まるで、ゴミ処理場にいるようだ。例えば、スペインやイタリアなどで。私の知る限りでは、遊ぶのがとても好きで、毎日がお祭り騒ぎのようだ。ショッピングの約束をしたとしても、最低十分は遅れる。とても時間にルーズなのである。なんだか明るいイメージがあるのは、そのせいだろうか。
 文化が違うのは、考え方が違うからである。だから、いくら日本人が
「これはおかしい!」
と主張しても、外国人にとっては自分達の文化を否定する私達の方がおかしいのだ。海外旅行から帰ってくると、必ずこう思う。
「やっぱり日本が一番やなぁ。食べ物もおいしいし。」
けれど、それはきっと外国人だって同じだ。みんな、自分の生まれ育った国や街が一番なのだ。ということは、外国人だって日本のことをおかしいと思う点はあるはずだ。
「家に入る時、なぜ靴を脱ぐのだろう?」
こんな風に、頭の中がはてなでいっぱいになる。それは仕方がないことであり、どうにもならない事実である。だからこそ、今、海外との交流を深め、お互いを理解するべきだと思う。
 文化とは、否定するものではない。それぞれの国、街に文化がある。それが、自分と違うだけの話だ。文化を取り入れるのは間違っていない。個人的に否定するのも、勝手にすれば良い。けれど、そんなことで国の仲を壊さないでほしい。少し文化が違うくらいで差別しないでほしい。それこそ、『おかしい』のではないか?あなたの中の『おかしい』は差別ではないだろうか?私は、そんな差別のない日本を、世界を望んでいる。
 もう一度よく考えてみてほしい。あなたは、知らぬ間に文化を否定していませんか?

   講評   sumomo

 日本と外国の文化を比べることで、日本を知ることにもなりますね。理解を深めたいものです。

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