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　　　おにぎり「いただきます！」　　　クローバー

「わあ、大きなおにぎり。」
私は終業式の次の日から長野県の上田に一泊二日の林間学校に行ったのですが、一番楽しかった食事はおにぎりを自分で作って食べた帰る日の昼食でした。私は何度かおにぎりを作ったことがあって父には少し大きいのを作ったけれど、こんなに大きなおにぎりを作ったのは初めてでした。量が多すぎるかと思ったけれど、腹ペコですぐにたいらげました。一人でちょびっとさびしかったけれど父と一緒にいる気分で楽しくみんなと食べました。あまり好きでないすっぱい梅干も少しイヤだけどおいしい！と感じて食べました。
　山荘では、ほとんど班の人と一緒に行動します。それなのに私はくじ運が悪いようで嫌いな子３人と同じ班になってしまいました。それにその子たちのうち二人は先生の話を良く聞かない子でした。集合のときはきちんと集まるかドキドキしたし、夕食も朝食も量が多かったし、夜は少し家に帰りたくなったり、お友達とけんかをしそうになったりした山荘。しめくくりのおいしいおにぎりをおなかいっぱいつめこんで、なんとか？楽しい山荘生活を送ることができてうれしかったです。
　私は昨日家でまぜこみわかめおにぎりを作りました。まずおわんにご飯を入れてわかめをまぜます。次に手にお水をつけて、お塩を手に乗せて両手につけます。そしておわんから手にご飯をのせます。ご飯はまるで火のように熱くて飛び上がりそうになるかと思いましたが、持ってみたらそうでもありませんでした。母に
「手にお塩をつけてご飯をにぎるとやけどしないし、おいしくなるのよ。」
と教えられて、私はなるほどと思い、うんうんうなずきました。会社に行く父にも
「おやつに食べてね。」
とおにぎりを渡すと、
「ちょっとにぎりがゆるいけど、すごくおいしそうなおにぎりだね。ありがとう。」
と笑顔で喜んでいるようで、うれしかったです。
　昨日のおにぎりは前よりもとても上手に三角にできました。今度作るときは父にアドバイスされたようにギュッギュットおにぎりがぼろぼろにならないように強くにぎりたいです。
　おにぎりを作るとそのたびごとに新しいことを教えてもらったり感じたりします。私はおにぎりはご飯に具を入れてにぎるだけじゃなくて何かいいことが必ずある気がするな、と心の中で思いました。
＜＜書き出しの工夫＞＞＜＜自分だけがしたこと＞＞＜＜たとえ＞＞＜＜心の中で思ったこと＞＞

　　　講評　　　hoemi

《書き出しの工夫》　会話から書き始めることができたね。今までに作ったどのおにぎりよりも大きかったのでしょうね☆
《自分だけがしたこと》　きれいな三角形のおにぎりを作るのは簡単そうに見えて実はけっこうむずかしいものだよね。熱々のご飯をにぎるのも、形よくにぎるのも、にぎる強さも考えてみれば工夫がいることだものね。お父さんやお母さんのアドバイス通りに丁ねいにおにぎりを作る朋佳ちゃんの姿が見えるようだったよ。
《たとえ》　＜ご飯がまるで火のように熱くて＞から、どんなに熱いご飯だったかがうかがえるよ。そういえば、おにぎりはご飯が熱々のうちににぎるのがいいと教えてもらったことを思い出しました(^^)
《心の中で思ったこと》　クローバーちゃんがおにぎりを作る時は必ずといっていいほど、何かいいことがあるんだね。心を込めて作るおにぎりはきっとどんなおにぎりよりも美味しく感じるのでしょうね。