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　　　先入観　　　エンペルト

花の絵を描き始める時、心は画用紙のように真白でありたいと思っている。同じ花でも、朝と昼ではほんのわずか色が変わっている場合が多い。花屋さんでは、開きすぎたものは売り物にならないようだけれど、開きすぎて雌蕊や雄蕊がとび出したものも、時にはハッとするくらい美しい表情みせてくれることがある。「あいつは、ああいうやつなんだ」とほんのわずかしか知らないうちに決めつけてしまうことが、なんと多いのだ。花の下にある葉の一つ一つを、さらにその下にある土の中の根の美しさを、花びらの中に描けるようになりたいと思っている。（要約）
　僕は、今日公園に行った。そしてお母さんと卓球をしていると猫が座っていた。僕は、最初は怖かったけどさわってみたら気持ちよかった。まるで、先入観みたいだ。そのあと猫は、どこかに行ってしまった。僕とお母さんはまた卓球を始めた。妹は、ローラーブレードを始めた。（体験実例）
　僕は、今英語の学校に言っている。僕は、入学式の時僕の先生は優しいと思った。先制ホームランを打ったのは先生だ。（ダジャレ）ところがその先生はとても悪魔みたいにひどく宿題をたくさん出すし、問題をまちがえたらどなるしやつあたりなどをする。だから僕は、その先生が嫌いだ。でも、もうすぐその先生とはおさらばなので、なんかうれしい感じがする。でも、その先生のおかげで、ずいぶん英語を覚えた気がする。僕は、少し先生に感謝している。
　僕は、いやな先生でも、ちゃんとやっているのだなとわかった。

　　　講評　　　ogi

　エンペルト君、こんにちは。「先入観」という難しい言葉について考えたね。

＜構成＞　要約が上手にできているね。
＜題材＞　要約にくらべて体験実例が少し短いかな？　そのとき思ったことや感じたこと、目に見えたまわりの風景などをくわしくかいてみると、体験実例がより楽しいものになるよ。
＜表現＞　たとえもだじゃれもきちんと入りました。「まるで先入観みたいだ」というたとえは、どうしてそう思ったのかな？　エンペルト君の猫に対するどんな気持ちが「先入観みたい」だったのか、説明してみよう。
＜主題＞　悪魔みたいに宿題をたくさん出すいやな先生だったけれど、そのおかげでたくさん英語を覚えられたのだね。良かったね。「いやな先生でも、ちゃんとやっている」ということが分かったエンペルト君は、えらいと思うよ。いやな先生のこともちゃんと認めてあげたことになるものね！