創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   花の絵   バービー

 花の絵を描き始めるとき、心は画用紙のように真白でありたいと思っている。
同じ名前がついている花でもよく見ると、一つ一つが人間の顔が違うように、そ
れぞれの表情を持ってるからである。また同じ花でも、朝と昼でほんのわずか色
が変わっている場合が多い。風で折れてぶら下がっているのもあれば、病気か何
かでゆがんで咲いているのもある。日向で勢いよく咲いているのもあるが、根元
の方では雨の日に土のはねかえりを受けて、うすぎたなくなったのもある。そう
いうのを見ていると、人間の社会と同じだなぁと思ったりする。頭のよい人もい
れば、悪いのもいる。美しい人も、そうでない人も、病気の人も......、
色々な人がいる。
しかし、私自身、「あいつはああいうやつなんだ。」とほんのわずかしか、知ら
ないうちに決め付けてしまう事が、何と多いのだろう。花の色が一日で変化する
のだから、まして心をもっている人を見るとき、自分のわずかな秤で決め付けて
しまうなんて全く間違っていると思う。《構成》
 この話を読んでなっとくしたところは、あの人はああいうやつなんだと決め付
けてはいけないという所だ。
 私にも似た話がある。《題材》
 私が四年生の時、日本の学校に体験入学として通わせてもらっていたのだ。そ
して最初の日、
「ねぇ、二組の先生ってこわいんだよねぇー。」
「そうそう、二組なんだから気をつけたほうがいいよ。」
と一組の女子にいわれたので、『本当なんだぁ』と思ってしまったのだ。でも実
際に授業を受けてみると、すごく面白かったり、こわかったりした。こわかった
のは事実だけど、面白い面もあったのに、何で『二組の先生はこわいんだ
よぉ』って言うんだろうと後で思ったのだ。まるで裁判官の様に断言していた。
《表現》
 もう一つ似た話がある。私は、前までさくらんぼが大きらいだった。でも、あ
る日給食で、友達のお母さんが、さくらんぼを持ってきてくれたのです!(お母
さんが。)しかも、まだ木ついたまま!みんなさくらんぼをもぎ取って『おいし
い、おいしい』と食べていましたが、私は食べなかった。でも、みんながあまり
にもおいしそうにたべているので、1個だけもらうことにした。『ごっくん。』
な...なんておいしいさくらんぼなんだ!!?とかんげきしてしまった。私
は、さくらんぼの木の所に行って、『まだあるかなぁ』と思いながら見に行きま
した。そしたら、まだ三つか四つ位あったので、
「さくらんぼ、おかわりする人〜」
と言ったら、
「はぁーい!!」
とほとんどの人が手を挙げていたので、じゃんけんをした。私は残念ながら負け
てしまって食べられなかったけど、あのさくらんぼの甘さは多分絶対に忘れない
だろうと思う。『さくらんぼを割くランボー』《表現》
私はこの話を読んで、分かった所は、すぐに断言をしてはいけないという事だ。
《主題》

   講評   takeko

自分の目でよく見ると、思い込みとちがう部分が見えてくる、という長文でしたね。
「要約」いい部分を抜き出せました。このままだと、少し長いので、「風で折れて・・・うすぎたなくなったのである」「頭のよい人も・・・色々な人がいる」の部分は省きます。ここは、具体的な例をあげているところだからです。要約では、芯になる部分だけ残して、くりかえしの説明や、具体的な例のところは省きます。
「にた話」として二つ、先生のこととさくらんぼのことが書けました。途中で、「ですます」が入ってきているので注意して。
「たとえ」「まるで裁判官のように断言していた」とてもいいたとえです。ここは、「まるで先生のことを、みんなの評判だけで」とつけたしましょう。わかりやすくなります。
「わかったこと」長文とともに、にた話から、わかったとつなげます。「すぐに断言しては」には、「なにごともすぐに断言しては」と入れます。何に対して、断言するのかわからないからです。たとえば「花もよく見ると表情がちがう。先生も会ってみると評判とちがう。さくらんぼも食べてみると思っていたよりおいしかった。このように・・・」と説明を加えると、わかりやすくなりますよ!

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