国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   自分への自信   GM

 いったい臆病とはどういうことだろうか。アランの「定義集」という本を見ると、「それは対象のない恐怖、もしくは心の中に描かれているさまざまの危険をはるかに凌駕する恐怖である。臆病心は、この恐怖が、たとえごく小さいものであっても、われわれがそれに気をとられ出すと、すぐに増大してくることか生じる。確かに人間は理由のない不安や恐怖から臆病になっている。何かつまらないことを言って笑われはしまいか、軽蔑されはしまいかと心配するのは、相手が自分の言葉に耳をすませているだろうと思っている一種の自惚れである。こちらが不安と失敗で胸をドキドキさせてしゃべっているときでも、別のことを考えているばあいが多いのでありまさにアランの言う「対象のない恐怖」であるだろう。
 僕は、自分に自信を持つことは大切なことだと思う。劣等感を持って人に接すると墓の人までも暗い気持ちになってしまう。しかし、自分に自信をもって人と接しすると相手も気持ちよく接することができて、なじめそうな人だなと思える。僕もそういう経験がある。転校生がきてはじめてその転校生と話したとき、はきはきと元気に話しているとすぐに仲良くなった。第一印象がずっとつづくので始めが肝心だと思う。積極的に話し掛けることが大切だと思う。
 確かに自分に自信を持つことは大事だが、自信を持ちすぎるとかえって不快にさせてしまう場合がある。それは、自分に自信を持ちすぎてしまい自惚れてしまうことだ。「僕の意見が通るに決まっているから。」というふうに言われたら誰だって不愉快になる。さらには、失敗している人に自慢したりとずけずけ言うようになってしまうと思う。
「他人から尊重されるためには、まず自分で自分を尊重できなければならない。」という名言があるように、自分が自惚れない程度の自信を持ち、謙虚な気持ちがあれば必ずほかの人たちとのよい関係が築けると思う。僕もこれからは、適度な自信を持ち相手と接していきたいと思う。

   講評   inoko

 GM君、こんにちは。
自分に自身のない人は、決して人をいい気分にさせることはない。自信過剰は禁物であるが、適度に自信を持ち、自分自身を尊重できる人は、他者からも尊重される。今回の長文からわかるこのことは、人間社会で生きていく上で、とても重要なことですね。中高生というのは成長過程ですから、自分に自信を持つのはとても難しいものです。でも、常に自分のことをしっかり見つめることで、自分がどういう人間であるか、社会の中での自分のポジションというのがだんだんに分かってくるものです。そして、それと共に、自信というものがおのずと備わってくるのでしょう。
☆ 今回も理由が一つになってしまいました。是非の主題の後に、理由としてしっかり書くようにしましょう。→ 劣等感を持って人に接すると、相手も暗い気持ちになってしまうからだ。
そして、もう一つの理由も忘れずに。最後に、自分がこれからどうしたいかを書いたのは、前向きな姿勢でいいですよ。



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