創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   知識だけでも表現方法だけでもだめだ   かゆと

 国際人とは一体どんな人間のことだろうか。私なりの考えでは、「外国人に自分の考えを伝えたり心を通わせられる人」だと思う。こう考えるとき、国際人たるべき最も大切な条件は何か。それは「論理的に考え、それを論理的に表現できること」だと思う。論理的思考の訓練は、日本では十分できていない。論理的思考力を育てるには、国語教育を充実させることだ。
 この話と似た話がある。僕の小学校の理科はとても面白い。なぜなら先生の実験が面白いからだ。どういう意味かと言うと、先生は教科書に載っている実験もするけれど、その他にももっと発展した「オリジナル」実験もするということだ。しかもそれがまた面白い。まるででんじろう先生みたいだ。例えば、この前は片栗粉を使った実験をした。片栗粉に水を加えていく。するとある所で不思議なものになる。握ったりして力を加えると、固まり、ゆるめると液体となる。これをボウルへ入れて、みんなで触ってみる。その中には、中の液体にどこんどこんとげんこつしては不思議がる人もいた。げんこつしたとたんに固まるらしい。他にも先生は休み時間も実験している。六年の人も五人位理科室へ集まる。あと僕も含む二、三人の五年生が。塾や本で蒸散や水溶液の実験を知っていても、実際にやってみると、面白さが増すし、よくわかる。
 また、この前、僕は富士山についての自由研究をした。これを作り出すために、まず富士山関係の本を読み、博物館へ行って、現地へ行って・・・と、どうやって調べればいいのか、本のどこを調べればいいか、現地ではどんなことを見ればいいのか、と考えてノートにまとめた。その上で、まっ白な模造紙に、小見出しはどうしようか、どういうトピックで書こうか、どういった書き方がわかりやすいか、一つ一つ考えて書いていった。(それだけに時計を見たら「うひゃー」ということも)そして大作が生まれたのだ。
 これが相手に自分の考えをわかりやすく伝える、すなわち論理的言葉を大切にする、ということなんだなあ、と今この文章を読んでわかった。知識だけでは無理なことだと思った。
 これらのことから、僕は表現方法だけ知っていても内容がカラッポなのは意味がないし、知識だけで表現方法を知らないと、相手にものごとを伝えにくいので、表現方法も身につけ、知識、教養もあることが必要だとわかった。内容がないようではさすがに困るのだから。 

   講評   omi

 「知識だけではだめだ」を「知識だけでも表現方法だけでもだめだ」と直しました。文章同様、題名もより良いものにしていくことは大切ですね。清書も読解問題もがんばりました。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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