国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   先入観   あまぐり

 花の絵を描き始める時、心は画用紙のように真白でありたいと思っている。いくら見なれた花でも「この花はこういう形をしているんだ」などと先入観を持って描き始めると、花にソッポを向かれてしまうことがある。花の色が一日にして変化するのだから、まして心を持っている人を見るとき、自分のわずかな秤で決め付けてしまうのなんて全く間違っていると思う。(要約)
 僕がいつも通うスイミングスクールでは一年ほど前、選手コースに上がった。選手コースは初めてだったからコーチはどんな人だろうか、練習はきついのだろうか、という思いで胸がいっぱいだった。コーチがやってきた。見た感じ恐そうで少し不安だった。僕は先入観でコーチに恐怖心を抱いてしまった。僕のことを少しでも注意するとぼくは怒られているように思ってしまうのだ。毎日のようにスイミングスクールに通っているとコーチは優しい面の方が多く恐くともなんともなかった。僕たちを笑わしてくれたり、怒るときは怒って、優しく接してくれた。コーチの本来は優しい、僕が抱いた先入観ではそのような事は全くない。先入観で人は絶対に決め付けてはならないと思った。
 僕が前まで嫌いだった食べ物はナスだ。なぜかある日好きななってしまったのだ。その日はいつもと同様の晩ご飯であった。僕が二階の部屋で勉強をしているとご飯の匂いが漂ってきた。「あっ、ご飯ができたのかな。」僕は一人でつぶやくと一階に降りた。その日のメニューはお米とサラダ、肉にナスの肉づめだった。僕はナスが嫌いで母に「ナスいやだー」と子供くさくわがままを言った。「いいから食べなさい」と怒られ、恐る恐る食べてみた。するとなんという事だろう今まで嫌いだったナス美味しいではないか。僕は物事を先入観で見てしまっていたのだろうか本来の美味しさを知らなかったのだろうか。ナスだけではない、いろいろな僕が出会ってきたものもそうだ。東京タワーのように高い滑り台は先入観では恐かったのだが滑って見ると以外と恐くなく楽しかったりした。いろいろな物を先入観で決め付けてはならないのだと実感した。
 僕がこの話を読んで先入観で物事を決め付けてしまうとその人の本来の姿が見えなくなってしまうのだとわかった。

   講評   nane


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