国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   国際人育成プロジェクト   みるく

国際人とは一体どんな人間なのか、分かるようで分かりにくい。論理的思考を育成するには言葉の学習が一番だ。
国際人は一体どんな人間なのか。この疑問は実に的をいたものである。確かに、外国語ができるから、というのは、ただ「言葉でのコミュニュケーションができる人」というだけだ。筆者は、国際人を「論理的に思考し、それを論理的に表現する能力を持つ人」と表わしている。なるほど、「論理的」がカギなんだな。じゃあ、日本人は国際人になれる確率は高いのかと聞かれると、「YES」と答えられないのが、現状である。
 それはなぜか。日本人は知識に関しては、アメリカ人に勝る。けれど、論理に関しては劣る。日本人は、いわゆる「詰め込み式勉強」で、知識を脳内に収める。それを必要とする場合には、まるで抽斗を引き出すように思い出す。それだけ。彼らは、知識を知恵に変えることを知らないのだ。アメリカ人は、いわゆる「考え表現式勉強」で、自分で調べて勉強する。その結果、知識は劣るが知恵は付くということになるのだ。
 だから、日本の学力は低下しているのだ。説明する力がまるで付いていない。例えば、
Q 台形の面積を求める公式を述べよ。
A 日本 縦×横÷2
       米 縦×横÷2
Q なぜそのような公式になるのかを説明せよ。
    A 日本 ・・・無回答
       米 縦×横は台形の2倍、つまり平行四辺形を表し・・・
という風になるのだ。ここから言えることは日本人は形式で記憶しているということだ。「なぜ、このような公式になるの?」という好奇心がないのだ。いや、彼らに好奇心がないのではない。好奇心を摘み取る授業を受けさせているのである。
 全世界小学生学力試験でフィリピンはいつも上位にいる。なぜかと思った人はいないだろうか。それは授業の仕方にあるのだろうと私は考える。現にフィリピンの国語の授業では、教科書・ノートは一切使わない。たとえば、主語述語に関することを勉強するとしたら、先生はまず黒板に文を書き、この文のどこが主語・述語かを教える。次に生徒たちが自作の文を発表し、この文のどこが主語述語かを当てていくのだ。この授業は一石二鳥だと私は思っている。まず一つは、勿論、授業の内容をしっかり定着させるためだ。もう一つ、それは、発表することによって自分の意思をしっかり表示できるようになれるのだ。
 日本の授業はどうだろうか。教科書に書いているものをそのままそっくり丸覚し、形式的に試験に出される。世の中に国語が不得意だという子が多いのなら、国語の授業に問題があるのではないのだろうか。
 もし政府が国際人ということを重要だと思ったら、それは、日本の勉強方法を徹底的に直さなければならない。根本的に直すことによって、論理と知識が平等についた、未来を担うのにふさわしい人間になるだろう。
 ここで私が言いたかったのは、日本人は国際人になれる可能性は低い、それを解決するには日本独自の勉強方法を徹底的に修復するしかないということだ。それによって、文明も飛躍的に向上するだろうと。国際人率100%を目指すには、とてつもなく長い道のりを歩まなければならないということが分かった。国際人育成プロジェクトはいつから適用されるのだろうか。

   講評   inoko

 みるくさん、こんにちは。次回は進級試験です。●の課題の準備をしておきましょう。


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