低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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高校1・2・3年生
みなさんはまだ字を・・・を読んで 文鳥
作者が小さい頃に読んだ兄の本の中に、『漫画の書き方』というものがあった。字はまだ読めなかったがとても印象に残っている。また、物の見方にはいろいろあり、本の読み方も人によって違う。同一人物でも小さい頃はおもしろいと思っていたものも大きくなってからそう思わなくなったり、その逆もありえるのだ。さらに、本を読むということは書いてある物をそのまま頭に運ぶという作業ではなく、書いてある事を作者の意図を越えて何かを作り上げていくということなのだ。
私は読書が好きだ。なので、たくさんの本を読みあさっているが、最近は小さい頃は手に取ろうともしなかった本を今はよく読んでいる。例えば、『ハリーポッター』などの分厚い本だ。小さい頃といっても三年生頃だが五年生の始め頃から面白いと読み始め、今では一冊五百六十八ページ程ある本を今では一日がかりで読んでいる。また、昔は手も付けようともしなかった『青い鳥文庫』も友達の影響を受けて読んでいる。前は読むのに三時間程かかったが今では一時間半程で読みきっている。余談だが同じ友達の影響でパソコンで小説を書いている。このように友達の影響で今まで手もつけなかった本を読む、ということもあるのだ。
もう一つエピソードを書こう。私が通っている塾には『吾輩は猫である』の復刻版がある。しかも上中下とそろっていてペーパーナイフで切って読む物なのだ。それを私は友達と見つけ休み時間に一生懸命読んでいたのだ。復刻版なので字も昔と同じだ。それを解読しながら読んでいくのだ。二人とも少しは昔の読み方を知っているので私が知らない所を友達が、知らない所を私が、というように補い合いながら読んでいったのだ。
おかげで二人とも十ページ程読み進めることができたのだ。その時私は『ターナルヘナトミア』を解読し、日本語に訳した杉田玄白達は外国語を訳すのだから、もっと大変だっただろうなぁと思った。私もものすごく苦労したが、おそらくそこらの六年生りも古典ができるようになったと思う。
人間にとって本とは知識を深める材料である。読んだ冊数が多いほど、知識が広がるし、物知りになる。これからも私は、たくさんの本を読んでいきたいと思う。
講評 sango
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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