国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   足りない一言   ふえふきねこ

 わたしは学校で、「調べ学習」の時間、いわゆる総合の授業を受けている。与えられたテーマを、自分なりに調べ、新聞にまとめて発表するということだ。社会とはちがう。この間のテーマは「米、麦、そば」についてで、わたしは友達と一緒に二人で米を調べた。社会では教科書をさらっと読んで、代かき、田植えなどの言葉や、時期を覚えることが中心だった。テストでも、その記憶が試されるといっていいほどの問題が出るのだ。わたしは総合の方が好きだし、みんなも同じだ。まず第一に、自分で調べるということがいい。調べる手段はほとんどパソコン。本で調べる人など誰もいない。友達とやるとわたしは調べるよりも、それをまとめて書くことの方が多い。
「丸写ししちゃだめよ。自分なりの言葉で書くの。」
丸写しの方が大変だし、意見も書きにくい。意見がちっとも入らなかった人もいた。きっとアメリカの学生なら、お茶の子さいさいで意見まんさいの新聞をつくりあげるだろう。発表もしっかり要点をつかんで話すと思う。それは多分、一万歳まで続くいい力になっているし、大人にも負けないすばらしい力。意見まんさいの新聞をまとめられるなら、一万歳までその力は持つのだろう。
 テレビでよく見るディベート。わたしが見たディベートのテーマは、「パンかごはんか」だった。パン派の子どもが意見を言うと、ごはん派の方が自分の意見を言う、というものだ。わたしはちなみにごはん派。こういうとうろんをすれば、「自分の意見を言う力」や、「物ごとのすじ道を立てて考える力」など、すばらしい力がつくと思う。このディベートは念入りに自分の意見をねりあげなければ、相手に説得されてしまう。あと、マンガでは練習として、ディベートの逆さまバージョンでパン派の人がごはんを、ごはん派の人はパンのスピーチをする、というのがあった。「えっ、てきのいいところなんて言えないよ」と書いてある。わたしもパンのいいところ、と言われるとつまってしまう。わたしは、このディベートを授業の中にとりこんだ方がいいと思っている。自分の意見で相手と論争する。自分の考えをねってねってねりあげる。そんな力が日本の子どもたちにもつく方がいいからだ。アメリカの学生が意見をズバズバと言えるのはうらやましい。わたしもアメリカの学生と論争してみたい。でも知識量はおとっているが、自分の考えを心の中に持ち、それを言える人と、知識量は上なのに自分の意見をいえない人ではどちらがいいだろうか。わたしは、考えを人に言え、知識量のある、アメリカの学生と論争しても負けない学生になりたい。
 日本人は意見を言えず、アメリカ人に圧倒されてしまうということが分かった。きっと、負けない人もいるのだろうけれど、訓練を受けていなければちっときびしい。アメリカ人は、日本人よりいいと思う。イエス、ノーははっきりと。意見を人にズバッと言う。きっとはっきり、きっぱりした性格があるからこそキレのある意見が言えるのだろう。日本人はアメリカ人に太刀打ちできるのだろうか。その一人になれるよう努めたい。

   講評   kaki

入選目指してガンバレ!


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