創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   きちょうな体験とても楽しかったよ   マーチ

「あっ、バッタや。ねえ母ちゃん、つかまえていい?」
 のせの山の片山口のバス停の近くにある、大阪府民牧場に行きました。てんぼう台に通じる坂道を少しのぼると、やぎがえらそうにのどからひげをはやしていました。(とくに白いやぎがえらそうです。)
 もう少しのぼると、バッタがあちこちでとびまわっています。山の中にあるので、生き物ならなんでもいます。
 まず最初に緑色をした大人のとても細長いバッタをつかまえてみました。そっと近づいて、さっと手でふせました。ゆっくり手を動かして、手で細いものをつまむと、ちゃんと自分の手はバッタをにぎっていました。
 実は、ぼくはバッタをつかまえるのは初めてです。じっくりかんさつしてみました。目はまるでゴマのような形をしていました。
 後ろ足はとても長いのですが、お母さんが、
「あれ、後ろ足とれてるんちゃうん。」
といった声にびっくりぎょうてん。後ろ足に目をやると、
「とちゅうで切れてるんちゃうん。」
と言われました。
 たしかにそうです。
 心配してみていると、やがてバッタが足を後ろへ動かしました。
「ああびっくりした。」
といって、てんぼう台の上で一休みしたあと、もときた道を下りて行って、こんどは馬にのりに行きました。黒い馬は速いですが、白い馬はゆっくりです。ぼくは白にのりました。
 と中、ぼくののった馬は、ぼくのつかまえられなかった羽をはやした黒いいばったバッタにであいました。
 馬をひいてくれたお兄さんはそのバッタをつかまえてくれて、
「はい、バッタ。あげる。」
といってくれました。
 さっきの所にもどると、
「何くれたん。」
といって、お母さんと妹がやってきました。
「バッタ。くれた。」
といって、見せてあげました。
 そんな牧場で、ぼくたちはきちょうな体験をしました。牛の乳しぼりをしたのです。
 ぼくは2番目にやりました。少しでも長くやりたいと思い、牛のおっぱいをおさえる時間を長くしました。
「うまいことやれたやん。」
と母に言われました。
「どんな感じやった。」
とかんしょくを聞かれました。ぼくは、
「うーん。どうやって言うたらええんやろ。」
というと、
「母ちゃんは、ゴムみたいやったわ。」
 それまで、
「やわらかかったけど、どう言うんやろ。」
と言っていたぼくは、
「あっ、そのひょうげんええな。」
と話したりもしました。
 ひさしぶりに、ウサギもさわれてよかったです。
 最後、おみやげを買えなかったのがざんねんでした。妹は、すねてしまいました。
 ぼくは、また大阪府民牧場に行きたいと思いました。
 妹は、道に落ちていた緑のいがくりをひろってごきげん。最後、明るく終われてよかったです。

   講評   itoyu

 何度読んでも、すてきな作文ですね。
 牧場の、のどかな風景が目の前に広がって、心があらわれるような気分になります。
                

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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