国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日3330 今日1202 合計7098
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   異文化体験をする本   ハオハオ

 字が読めないことを意識しつつページをめくり、もどかしい興奮をおぼえたことがあるだろうか。本を読むというのは、そこにあるものをこちらに運ぶような機械的な作業ではなく、作者の意図をもこえて、我々の内になにかを作り上げていくことである。
 私が前にものすごく好きだった本で、ライトノベルの「バイトでウィザード」という本があった。その本をカズミという女の子とマオという女の子にかしてあげたことがある。カズミは一夜にしてその本を読むくらい面白かったようだが、マオの反応はあまりよくなかった。一巻を読み終わるのに二ヶ月もかかっていた。けれどマオがそのとき好きだった作者の本なら一週間もかからずに読み終えるのだろう。だから、二巻目を読み始めて
「なんか面白いね」
と言ったとき、私は、
「やっと気が付いたか、はっはっはっ」
と言っていた。結局、その本は三人で飽きてしまい、今は机の下でほこりをかぶっている。
 テレビを見ていたら、貧乏旅行をする人たちが出ていた。その中の一人の女の人は、
「コーラの見たいー、コーラー」
と、貧乏旅行で金が無いのに言っていた。だから、男の人が
「金が無いんだからわがままをいうな」
と注意した。普通だったら反省するはずである。
「一つ一つの発言に悪気がないのはわかるけれど、みんな我慢しているんだから、もうちょっと考えて発言すれば」
とも言われていた。すると女の人は、
「そっかー・・・。三ヶ月も違うのに、すごい大人だね・・・。ちゃんとそういうこと考えるんだ」
と言った。どこかがずれている。根本的に感じ方が違うのだ。ちなみに三ヶ月というのは誕生日である。受け取り方も物事に対する受け取り方も人それぞれだ。十人十色である。私の友達でカンニングをみつけ、それを許せない人がいる。確かにカンニングは悪いことだけど、同じ学校を受験するわけではないし、あとで困るのは自分なのだから、ほっとけばいいのに、と私は思う。これは、私が淡白すぎるのかもしれない。前に学校の担任に
「お前は淡白すぎてだめだ」
というようなことを言われたが、みんな性格が違うのだし、仕方がないではないか、と思う。こういうことを言われたときの受け取りかたも、やっぱり人それぞれである。
 人間にとっての読書とは、自分の知らない世界をおしえてくれるものである。昔読んだ絵本にも書いてあった。特に古典は異文化のような日本文化にふれるチャンスである。私は勉強教室で、古典の次は漢文をやることになっていた。いつか漢文もやってみたいと思う。

   講評   kaki



毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)