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　　　もっとも肉食が　　　にしきどりょう

　近年では、欧米の文化や食事を日本文化より優先的に考える傾向がある。例えば、一般家庭において何かお祝いする時は、食べるものといえばお肉とかケーキだとか、いわゆる海外から入ってきたものが多い。そして、今まで野菜を中心とした健康的な食事をメインにしたものだったが、肉食を中心とするようになった。しかし、やはり日本には合わずあまり健康的では無かったために今では野菜中心の生活に切り替えてる人も多いのである。このように、日本文化に対して劣等性を感じ、欧米の文化を尊重することは現代社会にとって問題である。
　その原因は第一に、歴史的背景にあると思われる。第二次世界大戦が終わった後、今までヨーロッパ諸国の植民地として認識されていた欧米は徐々に勢力を伸ばし、ついにヨーロッパ諸国を上回った勢力を持つようになったのである。そして世界中に欧米の文化が広まったのである。何故、世界中に広まったかというともともと色々な国に植民地化されていた欧米の文化は何処の国の人でも対応できるようになっていたのである。そして、その文化がヨーロッパ諸国に広まるとアメリカの他に支配していた東南アジア・南アメリカ・アフリカなどに行き渡り、世界中でそのような文化が浸透し始めたのである。だから、欧米の文化を優先的に考えていくのも世界中に広まっている点で無理が無いのである。
　第二の原因は、日本文化がいかに欧米文化より日本人に合っているかを広めなかった事である。たとえ、欧米の文化が入っていても日本の文化を尊重していれば、今の様までは日本に欧米文化は浸透していなかっただろう。私がアメリカに行った時、日本に帰る日が近くなりパーティーをやることになった。その時、皆で着物を着て参加していたら外国の人達は皆とても気に入ってくれて、改めて日本の文化の良さが分かったように思えた。やはり、日本ならではの文化の良さをもっと日本中に広めていくべきである。
　確かに、欧米の文化を取り入れていく事は国の経済の発展や、新たな娯楽の誕生などいい事もある。だが、文化を吸収しすぎて日本文化そのものにまで影響を与えるのは良くない。欧米の文化に頼りすぎて皆が肉食中心となったが、結局は日本人の健康を害する事になったのである。欧米の人達は、気候や土地の関係でそのような生活を虐げられるようになったが、日本は全くそこには当てはまらないのである。日本には日本文化という他のその国にも当てはまらない、素晴らしい文化を欧米文化よりも尊重していくべきなのである。日本文化に誇りを持って欧米文化の良さを理解していけば、日本人の良さが引き出され海外にビジネスでも通用する人材になったり、会社になっていくのだと思う。

　　　講評　　　nane

　構成がしっかりしている。
　この複数の原因で書く形をよく覚えておこう。
　原因は、どれも同じようなものになるから、その分、実例で変化を出していこう。
　主題を大きくとらえ、結びにキーワードを入れてまとめたね。小論文の試験でも、この形で書くといいよ。
　結びの段落は、光る表現が必要。
　内容は、よく書けているから、あとは、結びをもう一工夫。
　次回から、受験コースに合わせた問題をやっていこう。自分のやりたい過去問があれば、それも持ってきてね。