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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   それぞれの好物   クローバー

 「ママが作るお料理は僕は何でも好きだけどな〜。」
私が父の好物を聞くと、まるで自分が作ってるかのようにじまんげに言いました。
「それでも一番好きなのは?」と私が聞くと、父は
「ママ特製松坂牛100パーセントハンバーグ!」と答えました。そして、その料理人のママの好物はチョコレート。私は自分で作った料理が一番と言うのかと予想していたのに違いました。そして私はサンマのハンバーグ。いわきの祖父が送ってくれたサンマを母がハンバーグにしてくれます。みんな毎晩母の料理をおいしいおいしいと言って食べるけれど、一番好きな料理は違うことにびっくりしました。
 父の好物は、二年前の父の誕生日が最後で最近は食べていません。それを食べたとき父は、
「おいしすぎて涙が出そうだよ。」と言ってました。私も思い出してみました。とてもジューシーでおいしかったです。来年の父のお誕生日にはそのハンバーグを私から母にお願いしてあげようと思います。
 母は夜になるとなぜかチョコが食べたくなるそうです。それは私にもわかります。夜食べたほうがなぜかおいしい気がするのです。母は夕食の後にお腹はいっぱいだし、太るし、にきびができるけど、やっぱり食べたいと言ってよくチョコを食べています。そして翌日
「あー、やっぱりにきびができちゃった。」
と鏡を見てしょんぼりしています。その時の母の顔は、まるで私が母におこられてしょんぼりしてる顔のようで、どうしてにきび一つでそんなにしょんぼりするのだろうと不思議に思ってます。
 私の大好物はサンマ。お刺身も塩焼きも大好きだけど、一番好きなのはサンマハンバーグ。母が、頭・骨・皮・内臓をぜーんぶとって、たたいておみそやねぎをまぜて、形を作って焼きます。先週も届いて作ってもらいました。
「明日のお弁当にも入れて!。」
と言って入れてもらいましたが、私は残して帰ってきました。母は
「入れてというから入れたのにどうして残したの?」
とげき怒しましたが
「冷たくておいしくなかったんだもん。」
と私が言うと
「確かにそうかもね。」
と母が言って二人で笑いました。
 3歳のいとこ、かのんの好物は私の好物でもあるかつおのおさし身。いつもかつおのおさし身を見るとかのんは目がきらきら光ります。でもそれで一度事件がおきました。私の家で、みんなで夕食を食べている時にかのんはどんどんかつおを食べました。私はもう少し食べたいと思ったけれど、かのんにゆずりました。そんなに食べて大丈夫なの?と母がかのんに聞いたときです。最後のかつおを半分までかんで出したと思ったら、今まで食べたかつおをふん水のように吐きました。それも下を向かないで正面を向いたままです。最悪でした。
 私がかつおを食べた時はニコニコしてすごくおいしい。でも心の表し方が違います。でもみんな気持ちは同じようなこと。それに自分の思い出がプラスされます。その良い思い出を私はずっと忘れたくないです。
<<書き出しの工夫>><<たとえ>><<心の中で思ったこと>>


   講評   hoemi

 同じ家族でも好物はそれぞれ異なるものなんだね。エピソードをふんだんに盛り込んで作文の内容をグッと広げられていて良かったよ☆ 進級試験は合格です。おめでとう♪
《書き出しの工夫》 お父さんがクローバーちゃんに答える場面からの書き出しをうまく工夫できましたね。2人の会話が今にも聞こえてきそうです。
《自分だけがしたこと》 家族全員分の好物とそれにまつわるエピソードを会話などを入れながら書けたね。話の広げ方が上手ですよ。ママの手料理が何よりも抜群においしいというのがパパとクローバーちゃんの共通の意見なんだね。それからママが夜に一粒のチョコを楽しみたいという気持ち、先生にもよく分かりました!
《たとえ》 にきびができて落ち込むママの表情をうまくたとえられたね。やはり女性の顔ににきびは大敵なのでしょうね。それでもチョコをやめられないのも女性ならではのことかもしれませんね。
《心の中で思ったこと》 おいしいものをおいしく、楽しく、そしてありがたく食べられるのはとても幸せなことですね。食が豊かだと心も豊かになれると先生は思っています。これからも食卓を家族みんなで囲んで心を豊かにしていきたいですね☆


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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